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2003 年度 実績報告書

マルチメディアを用いた英語コミュニケーション能力開発プログラム「国境のない教室」

研究課題

研究課題/領域番号 14380067
研究機関北海道大学

研究代表者

西堀 ゆり  北海道大学, 情報基盤センター, 教授 (70109403)

研究分担者 山本 裕一  北海道大学, 情報基盤センター, 助手 (10240128)
岡部 成玄  北海道大学, 情報基盤センター, 教授 (70169134)
キーワードチャット / ディベート / 異文化コミュニケーション / 英語教授法 / Chat'n'Debate / 協調学習 / 遠隔教育 / ギガビット・ネットワーク
研究概要

平成15年度の研究実施計画(システム構築の本格化及び教授法・評価方法の検討)を行い、下記の成果を上げた。
(1)ギガビット・ネットワークを利用した協調学習は、アメリカ(NTT Multimedia Communication Laboratory:スタンフォード大学アジア言語学科の日本語履修生)と北海道大学を結んで行われた。この授業は、文部科学省主催情報処理教育研究集会(平成15年11月8日)における特別デモンストレーションとして、国際高速回線JGNを用いて同時中継され、大きな反響を呼び、日経ITビジネス&ニュース等で報道された。
(http://www2.crl.go.jp/pub/whatsnew/press/031107/031107.html)
(2)国際間のチャット画面利用の授業のため、インターネットを利用し、北海道大学の学生に向けてアメリカから遠隔授業を行った。(6月3日カリフォルニア、翌1月13日ハワイ)
(3)教授法の評価方法は学生へのアンケートを用いて、学習への態度変化等の定性評価を継続した。
(4)CHAT画面を用いたディベート授業を、教育連携の形態で授業実践を行った。大学レベル(北海道大学英語III)の作文授業と中学校(院内学級)における国際理解学習・英語授業との連携を行った。
本研究の成果は論文として6編発表したが、全て学会(うち国際学会及び国内国際部門2件)で口頭発表を行った。シンポジウム等での発表に関しては、以下の主催及び招待講演を行った。
(1)国際シンポジウムの開催及び発表(平成15年12月18日於北海道大学)
北海道大学情報基盤センター・メディア教育部門主催で、スタンフォード大学からD.Harris教授、H.Lipton Okano講師を迎え、日米「遠隔教育」国際シンポジウム『外国語教育における遠隔教育-ブロードバンド時代の教授法変革を求めて-』を行った。本研究からは西堀が「超高速ネットワークと英語教授法の開発-ブロードバンド時代の異文化コミュニケーション-」を発表した。
(2)日本コミュニケーション第33回年次大会における招待パネリスト(平成15年6月22日於北星学園大学)
本研究からは西堀が「情報化社会を考える-英語教育現場の視点から-」を発表した。
(3)平成15年度APT(アジア・太平洋電気通信共同体)研修での招待講演(平成16年2月19日於通信総合研究所APIIテクノロジーセンター、神戸市)
本研究からは西堀が「High-Definition DV Systems via IP Network-Implications from Japan-U.S. Distance Learning Classes-」を講演した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 西堀ゆり: "創造性を育む外国語教育エコロジーを求めて-協調学習が創り出すグローバル・ネットワークと教授法の変革-"教育システム情報学会第28回全国大会講演論文集. 289-290 (2003)

  • [文献書誌] 西堀ゆり: "英語教育における多文化CMC(Computer Mediated Communication)の試み-「共存」のための教育ビジョンを探る-"多文化関係学会2003年度全国大会論文集. 37-40 (2003)

  • [文献書誌] 西堀ゆり: "高等教育におけるeラーニング-現状と未来を考える-"平成15年度情報処理教育研究集会講演論文集. 724-727 (2003)

  • [文献書誌] 西堀ゆり, 永岡慶三, 岡部成玄, 山本裕一: "広領域コラボレーションが生み出す高等教育の変革-国際高速回線による知識構築と言語学習エコロジーの創生-"教育システム情報学会第28回全国大会講演論文集. 53-54 (2003)

  • [文献書誌] Yuri Nishihori, Keizo Nagaoka, Dale Harris: "Evaluating the Impact of the Gigabit NetWork on Learning"Proceedings of the 19th Conference of Japan Society for Educational Technology 2003. E2a-209-9. 949-950 (2003)

  • [文献書誌] Nozomu Nishinaga, Yuri Nishihori, Keizo Nagaoka, Shigeto Okabe, Yuichi Yamamoto, et al.: "Cross-Cultural Learning Experiments through the Utilization of the Transpacific IP Network"Proceedings of PTC2004 (http://www.ptc.org/PTC2004/program/public/tuesday/t23/index.html). (左記オンライン掲載). (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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