研究分担者 |
米澤 宣義 工学院大学, 工学部, 教授 (30100390)
櫨山 淳雄 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70313278)
横山 節雄 東京学芸大学, 情報処理センター, 教授 (20090532)
佐々木 整 拓殖大学, 工学部, 助教授 (80276675)
夜久 竹夫 日本大学, 文理学部, 教授 (90102821)
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研究概要 |
ユーザ要求に適応的な学術論文視覚化システムの開発を目指し,領域的・時間的に安全な視覚化手法を提案した.視覚化においては,学術論文を頂点,論文間の関係を辺,関連の強さを辺の重みとするグラフを用いて論文関係を表現した. 視覚化をシステマチックに扱うため,論文関係図と,視覚化のためのユーザ要求を制約条件として,定式化した.その制約条件の組み合わせによる視覚化条件とそれを満たす視覚化パターン,視覚化アルゴリズムを提案し,その計算量の考察をおこなった.これらのアルゴリズムはグラフ描画問題に基づいて考察され,領域的・時間的に安全な視覚化が理論的に保障される.さらに,本研究で提案した視覚化手法のアプローチに基づいて開発された論文関係情報視覚化システムを実装し評価している.本研究の主な成果は,電子情報通信学会論文誌で公表された. 同様なアプローチで,授業間関係視覚化システムを開発している.大学における学生の授業選択支援を目的として,授業間関係視覚化システムを開発した.提案した視覚化手法は,縦軸を配当学年,横軸を分野とする二次元平面上に,授業をノード,授業間の前提・発展関係を辺としたグラフで,授業間関係を表現する.本システムを用いることにより,学生は,授業間の関係を視覚的に概観でき,目的に沿った効率的な授業選択の場が与えられる.この研究の関連として,研究会,学会等で公表した.
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