研究課題/領域番号 |
14380083
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
北垣 郁雄 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (20016679)
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研究分担者 |
大膳 司 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60188464)
大場 淳 広島大学, 高等教育研究開発センター, 助教授 (50335692)
匹田 篤 広島大学, 経済学部, 助教授 (50335642)
山下 元 早稲田大学, 政経学部, 教授 (40112990)
但馬 文昭 横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (10236523)
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キーワード | 高等教育 / 教育工学 / 授業コンテンツ / ファジィ理論 |
研究概要 |
4年間にわたり、教育コンテンツの評価技法の研究を行い、それに基づいて教育システムを構築し、また授業コンテンツの模擬的試行として、学生のプレゼンテーションを素材とした評価活動を行ってみた。その結果を振り返り、今年度は、不足の部分を補い、より完結したシステム構築と将来に向けての知見を明らかにすることを主眼とした。 (1)教育評価では、アンケートを用いてこれを行うことが多いが、項目が階層構造をなすことを考慮して、その階層化関係を解決する手段としてファジィ処理を用いている。その際、下位項目に対していわゆる重要度を設定するなど、アンケート処理サイドからみた重要情報自体をもアンケート項目として入力させている。学生の立場にたったとき、やや煩雑な印象を持たれかねなく、結果的にはこの手法に馴れた'特別な学生'しか利用できない可能性がある。そこで、階層構造を持たせたアンケート、階層構造を持たせないアンケートなど、3種類のアンケート方式を提供するようなシステム構築をはかったが、どの状況でどのアンケート方式が適切かの考察が不十分であった。とりあえず、このアンケートシステムの初期の利用者には階層構造を持たせない方法を勧め、しばらく利用した後、階層構造への利用を進めるのが妥当ではないかと思う。 (2)授業情報の提示システムは、教育コンテンツとその評価情報をセットにした教育システムの構築を当初の目的としていた。しかし、利用した既存の教育システムが当研究の目的にやや改造に難を生じ、その教育システムにおいて、たとえば授業情報としてのPowerPointの最後のスライドに本研究にて開発した評価システムのURLを記述し、クリックにより評価過程に進むというやや変則的なシステム構成となった。本研究と整合するシステムを直接開発すればより一貫した構成システムとなろうが、予算等の都合で新たな研究活動としてみなおすこととなった。
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