研究分担者 |
川淵 明美 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (30195135)
加藤 浩 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (80332146)
小林 登志生 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (20186753)
西森 年寿 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助手 (90353416)
仁科 エミ メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (20260010)
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研究概要 |
本研究では,国際ブロードバンド回線による遠隔授業での国際間単位互換の実効性に関する技術的,教育的要件について実証的な実験を行い,成立するための条件と適正な運用方式を明らかにすることを目的とする. 研究組織は,メディア教育開発センター,東京都立科学技術大学,北海道大学,米国スタンフォード大学の各所属の研究者よりなり,調査研究および実験実施研究を並行して行った. 平成14年9月にはTV会議システムを用いた研究打ち合わせ会議をメディア教育開発センター=スタンフォード大学間で行った. 平成15年1月には,ネットワーク・端末機器類・北海道大学/スタンフォード大学の両大学学生の初期コミュニケーション練習などの予備実験として,北海道大学とスタンフォード大学の近くのNTT MCL(Multimedia Communication laboratory)間を接続し,日米異文化コミュニケーション実験を実施した.回線としては,当初APAN/Transpac+Abilene+CalRENの経路を利用する予定であったが,回線状況から急速JGN日米線による接続とした. 当日の実験参加は,北海道大学側:西堀教授他,教授者・研究者5名,学生10名(西堀教授クラス履修者)以上,スタンフォード(NTT MCL)側:アジア言語学科岡野講師他,研究者5名,学生(日本語履修者初心者3名,中級者4名)であった. 日本文化についての題材を中心に異文化コミュニケーションに関する質議を約2時間にわたっておこなった.画像・音声については,ほぼ品質のよい状態にあったが,ノイズが乗る場合も若干観察された. 今後,異文化コミュニケーションに関する本実験(5月予定),本研究課題に関するシンポジウム(6月予定)を計画している.
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