研究課題/領域番号 |
14380093
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研究機関 | 独立行政法人メディア教育開発センター |
研究代表者 |
田代 和久 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (90004077)
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研究分担者 |
佐賀 啓男 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (30196109)
伊藤 秀子 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (00108052)
吉田 文 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (10221475)
岩永 雅也 放送大学, 教授 (30151749)
山地 弘起 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (10220360)
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キーワード | コンテンツ / ネットワーク / マルチメディア / 情報発信 / 知的資源 |
研究概要 |
最終年度に当たる平成16年度は前年度に作成した3本のコンテンツ(『Historians Views of the Showa Emperor』、『Accountability War?』、『The Showa Emperor and his War Accountability』)の評価を、連携先のラインラントプファルツ州立大学日本センター所属の学生を中心に行った。二年度のストリーミング配信によるコンテンツ評価に加え、今回はコンテンツの内容を自由記述により評価してもらい、その結果をKJ法の手法により分析した。その結果、日本の高等教育機関が有する知的資源を教材化して各種のメディアを媒体に情報発信する場合、海外のニーズを踏まえた情報発信でなければ単なる自己満足に陥る危険があることが明らかにされた。こうした文脈の中で、膨大なコンテンツ群を有する放送大学教材の国際利用の可能性を探る一環として、ビテオ素材の再編集という手法による素材化の具体例を報告書に示した。 当初の計画ではマルチメディアコンテンツを含む内容をコンピュータネットワークというメディア環境を通じて広く国内外に情報発信するコースの開発を、当初は国際教育チャンネルのネットワークとして構築されたインターネットストリーミング上で展開する予定であったが、やむを得ない事情でネットワークの利用が不可能となり、連携先のドイツの大学のネットワークの利用とDVDパッケージによるコンテンツ評価という形態を取らざるを得なかったが、日本の高等教育機関が有する知的資源をサイバーメディアを含む多様なメディアを活用して発信する際の多くの知見を得ることができた。
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