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2004 年度 実績報告書

大学英語入試問題における四技能の測定方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14380101
研究機関立命館大学

研究代表者

杉野 直樹  立命館大学, 情報理工学部, 助教授 (30235890)

研究分担者 清水 裕子  立命館大学, 経済学部, 教授 (60216108)
野澤 健  立命館大学, 経済学部, 教授 (30198593)
岡部 純子  愛知県立大学, 文学部, 助教授 (20295570)
吉村 宰  大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (40314661)
荘島 宏二郎  大学入試センター, 研究開発部, 助手 (50360706)
キーワード英語教育学 / 外国語能力測定 / item specification / 英語入試問題データベース / 共通被験者計画 / 英語学力の経年変化
研究概要

本研究は,大学入試における各技能測定に適した測定方法を開発するための基礎的資料を提供すると共に,入試問題作成における指針を設定することを目指した研究である。3ヶ年計画の最終年度となる本年度は,昨年度までの研究を継続し,英語入試問題項目データベースに基づく大学英語入試問題の分析・検討と,大学入試センター試験英語問題の質的分析の二つを柱として研究活動を行った。
本研究課題の一つの成果である英語入試問題項目データベースは,2003年度の国公私立大学の英語入試問題と2001年から2003年までの大学入試センター試験英語問題を基礎資料とし,総計2,944個のテスト項目をふくむ。そのそれぞれの項目についてitem specification情報が付与されている。このデータベースを利用し,特にライティング技能を測定しようとするテスト項目がもつitem specificationを調査した。その結果,学習指導要領が求めるライティング技能を測定しうる問題形式ではなく,従来型のitem specificationをもった項目が専ら利用されていること,またその形式のバラエティも限られていること等が判明した。
大学入試センター試験英語問題の質的分析については,共通被験者計画による等化をおこない,等化後のセンター試験受験者集団の平均値や標準偏差の推移に焦点をあてて,英語学力の経年変化についての調査を行った。その結果,新しい学習指導要領に準拠し始めた時期を境として能力値の平均が下がることが示され,いわゆる「英語学力」に関する重要な問題提起となった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 大学入試センター試験既出問題を利用した共通受験者計画による英語学力の経年変化の調査2005

    • 著者名/発表者名
      吉村 宰 他8名
    • 雑誌名

      印刷版日本テスト学会誌 Vol.1,No.1

  • [雑誌論文] 大学入試問題(英語)におけるライティング能力の測定方法2004

    • 著者名/発表者名
      岡部純子 他8名
    • 雑誌名

      日本教科教育学会全国大会論文集

      ページ: 62-63

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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