研究課題/領域番号 |
14380104
|
研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
勝野 眞吾 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (70098523)
|
研究分担者 |
西岡 伸紀 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (90198432)
川畑 徹朗 神戸大学, 発達科学部, 教授 (50134416)
石川 哲也 神戸大学, 発達科学部, 教授 (60082989)
吉本 佐雅子 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (00098550)
|
キーワード | 喫煙・飲酒・薬物乱用防 / 学校健康教育 / モニタリング / 国際比較 / 疫学調査 / 評価 / 第一次予防 / データベース |
研究概要 |
本研究の目的は、我が国と世界各国の学校における薬物乱用防止教育プログラムの構成、内容、方法を総合的に比較分析して検証し、学校において薬物乱用防止教育をどのように位置づけるかを明らかにするとともに、国際比較が可能な科学的評価システム(モニタリングシステム)を導入して、学校における薬物乱用防止教育の有効性を明らかにし、科学的根拠に基づく薬物乱用防止プログラム(Evidence-based Drug Abuse Prevention Program)を構築することである。 第2年度である本年は、喫煙・飲酒・薬物乱用防止教育のモニタリングの一環として来年度実施する我が国の高校生を対象とした喫煙・飲酒・薬物乱用の実態とその要因に関する全国調査のStudy Designを策定した。 具体的には: (1)対象の選定、(2)サンプリング法、(3)質問紙の構成と内容、(4)その欧米の調査用紙との比較検討、(5)レイアウト、(6)集計方法を決定した。 (1)では、対象は高校生とすること、 (2)では、全国平均レベルを求めることができるよう、無作為層別1段集落抽出法を用いること、及び都市化、人口の流動性、産業分布など地域社会的要因と高校生の喫煙・飲酒・薬物乱用戸の関連を分析するための特定地域の選定を行った。 (3)では、すでに4度の全国調査が実施されている厚生労働省研究班の中学生調査の質問紙を基礎として高校生用の質問紙の原案を作成した。 (4)では、それを英訳するとともに、米国などの先行研究における調査用紙を翻訳して、相互比較し、国際比較に耐えるかどうかを検討した。 (5)(6)では、OCR読みとりによる集計のための用紙デザインを策定し、基礎集計の方法を決定した。
|