研究課題/領域番号 |
14380113
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 安田女子大学 |
研究代表者 |
大槻 和夫 安田女子大学, 文学部, 教授 (60033544)
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研究分担者 |
中原 忠男 広島大学, 教育学研究科, 教授 (90034818)
松岡 重信 広島大学, 教育学研究科, 教授 (50033709)
池野 範男 広島大学, 教育学研究科, 教授 (10151309)
池田 幸夫 山口大学, 教育学部, 教授 (90253129)
寺尾 慎一 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (90117044)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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キーワード | 教科内容 / 分野領域 / 生涯発達領域 / 教科内容関連 / 実践知 / 論理知 / 学校 / 学校即社会 |
研究概要 |
本研究の目的は、生涯学習において対象とされる学習内容について、その学習時期、内容の程度、興味関心の生起のメカニズムや時間性などを検討しながら、教科教育の基礎基本を捉える枠組を明確にし、教科内容の再編案の提案を試みることにある。 この目的を達成するため、本研究においては当該研究期間中に以下の3調査を行なった。 1.成人を対象として、義務教育段階において獲得されたと思われる知識や生活スキルについて、義務教育終了段階及び現在における興味・関心及び達成度を質問紙により調査した。 2.前項の成人調査の結果と比較・検討するため、同様な調査を中学校3年生に対しておこなった。 3.さらに、前2調査と対比させるため、日本教科教育学会に所属する教科専門家を対象に同様の調査を行なった。 これら3調査のデータを中核とし、その他の資料・データを附加し、教科再編課題に関する通教科的分析及び各教科の現状と課題を明らかにした。 まず、通教科的分析に於いては、3調査を元に、因子分析及びクラスター分析を用いて、一般成人、中学生、教科教育研究者の中に潜在している「教科観」を明らかにし、教科再編の可能性を追究した。各教科においては主として次の事項についての提案・指摘を行なった 1.国語科における大胆な<解体/再構築>の提案 2.社会科教育における問題点と改善の必要点の指摘 3.生涯学習の基礎基本を培う算数・数学教育を構築する際の方向性と原理 4.理科教育における概念の必要性の重視 5.保健体育科における学習意識の特徴 6.「現実を総合的・批判的に検討し判断できるリテラシーを育成する教科」としての家庭科教育 7.「科学技術科」の構想 8.今後の生活科固有の課題、総合的な学習固有の課題及び生活科教育と総合的な学習との接続を巡る課題。
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