研究課題/領域番号 |
14380114
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
|
研究機関 | 夙川学院短期大学 |
研究代表者 |
古賀 友也 夙川学院短期大学, 人間コミュニケーション学科, 助教授 (80321149)
|
研究分担者 |
川島 浩勝 長崎外国語短期大学, 英語学科, 助教授 (60259736)
杉野 直樹 立命館大学, 情報理工学部, 助教授 (30235890)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2004
|
キーワード | 幼稚園英語教育 / ヒューリスティックス / 授業分析 / 早期英語教育 / データベース / COLT |
研究概要 |
本研究は、実際に英語教育を実践している幼稚園・保育園・英会話教室の協力の下で、実際のさまざまな保育場面に応じた指導者による意志決定について主に観察法を用いた実証的研究を行い、実際に幼稚園において英語教育を実施している指導者の「実践知」を、共有できる形に明示化することを目的とした。また、調査研究の場を就学前英語教育に求めることに加えて、教授経験の有無や英語活動が行われている場がもたらす影響を検討することにより、幼稚園英語教育の指導者を育成するためのカリキュラム開発に対する具体的な示唆を得ることが期待される。 本研究ではまず、3年間もの長期に渡る幼稚園英語活動の観察において、COLT Part Aに加えてCOLT Part Bの分析を行い、さらにより質的に分析することによって指導者の指導実践の変容と活動内での指導者と園児のコミュニケーションの志向性に見られる変容を明らかにした。これはこの分野における縦断的な研究の必要性・重要性を示唆したものとなった。 またCOLT Part Aを利用して教育背景の異なる3つのクラス間での比較を行い、国内の早期英語活動における多様性を客観的に記述・把握し、その多様性を構成する要因の解明と英語活動への影響を探求した。その結果、幼児英語教材などに見られる英語学習を目的としたタスクの使用が、実生活に密着した話題から言語を乖離する一要因となっていることを明らかにした。
|