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2004 年度 実績報告書

総合的な学習の時間におけるカリキュラムの評価と改善に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14380115
研究機関国立教育政策研究所

研究代表者

工藤 文三  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (30231096)

研究分担者 有元 秀文  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (40241228)
谷田部 玲生  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (30311137)
二井 正浩  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 主任研究官 (20353378)
永田 忠道  大分大学, 教育福祉科学部, 助教授 (90312199)
長崎 栄三  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター, 総合研究官 (50141982)
キーワード総合的な学習の時間 / カリキュラム評価 / カリキュラム改善 / 評価 / 評価の観点
研究概要

総合的な学習の時間のカリキュラム評価の要素として次のものがあげられる。(1)児童生徒の学習活動の評価、(2)各単元や学年の指導計画の評価、(3)総合的な学習の時間の基本構想と全体計画の評価。また、これらの要素ごとの評価の視点として、(1)身に付いた力及び学習状況の評価、(2)指導体制、指導方法の評価、(3)学習形態の評価、(4)教育課程における役割と機能。さらに、カリキュラム評価の方法としては、次の方法を組み合わせて行う必要がある。(1)学習活動の評価結果の分析、(2)教師自身による自己評価、(3)アンケート調査等。
本研究では、カリキュラム評価のほか、学習活動の評価及び高等学校における総合的な学習の時間の実施状況についても調査を行った。学習活動の評価については、目標、内容の具体化、評価規準の設定と評価場面、評価方法の決定、学習状況の判断と記録、評価の累積の方法等について明確にした。
高等学校における総合的な学習の時間の実施状況については、(1)学習内容は各学年とも「自己の在り方生き方」が最も多いこと、(2)学習活動の形態は「調査・研究」「発表や討論」が多いこと、(3)指導の担当はHR担任及び課題に応じて教師が分担する学校が多いこと、(4)課題設定の方法については、各学年とも教師が設定した課題について共通に学習する設定が多いこと、(5)評価方法については、レポート、自己評価、観察の順に多いことが分かった。(6)実施に当たっての課題については、学習活動や生徒の実態等に応じた指導方法の在り方、教師の指導担当等の指導体制、評価の在り方等が指摘された。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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