研究課題/領域番号 |
14380142
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
高木 直史 名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (10171422)
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研究分担者 |
高木 一義 名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 講師 (70273844)
中村 一博 名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 助手 (90335076)
西永 望 情報通信研究機構, 無線通信部門, 研究員
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キーワード | 有限体上の演算 / 剰余系演算 / 整数除算 / 剰余計算 / 暗号処理 / ハードウェアアルゴリズム / VLSI |
研究概要 |
1.一昨年度に開発し、昨年度に計算機シミュレーションにより有効性の評価を行った、拡張バイナリGCD法に基づく有限体GF(p)上の乗除算のハードウェアアルゴリズムをさらに洗練し、評価を進めた。この研究成果をIEEE Transactions on Computersに投稿し、2005年1月号に掲載された。 2.昨年度に開発した、拡張ユークリッド法に基づく有限体GF(p)上の乗除算のハードウェアアルゴリズムを洗練し、これに基づく回路を設計し、計算機シミュレーションにより評価を行い、有効性を示した。この研究成果をIEICE Transactions on Fundamentalsに投稿した。 3.昨年度に開発した、拡張ユークリッド法に基づく有限体GF(2^m)上の乗法逆元算出のハードウェアアルゴリズムを洗練し、計算機シミュレーションにより評価を行い、有効性を示した。 4.新たに、剰余計算で用いる整数除算のハードウェアアルゴリズムを開発した。有限体GF(p)上の種々の演算において、整数を法である整数pで割った余りを求める剰余計算が必要である。整数除算は、剰余計算以外にも広く用いられる演算であり、本ハードウェアアルゴリズムに基づく整数除算器をプロセッサに搭載することにより、さまざまな計算の高速化が期待できる。この研究成果は、2005年6月に開催される17th IEEE Symposium on Computer Arithmeticにおいて発表する。
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