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2005 年度 実績報告書

組織知の継承・創造活動のモデルに基づく組織知マネジメント支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 14380162
研究機関北陸先端科学技術大学院大学

研究代表者

池田 満  北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 教授 (80212786)

研究分担者 林 雄介  大阪大学, 産業科学研究所, 特任助手 (70362019)
キーワード知識管理 / オントロジー / SECIモデル
研究概要

組織内の情報や知(スキル・知識・能力の総称)の価値を見極めながら管理することの重要性への認識が高まっている。また,同時に組織構成員の潜在的なスキル・知識・能力をひきだし,それらを相互に有機的に結びつけて組織知の継承性と創造性を高めようという機運も高まっている。このようなニーズに応えるべく,昨今は,インターネットをはじめとする情報インフラと情報や知識のモデリング技術を基礎にして,ドキュメント管理支援,ナレッジマネジメント支援,データマイニング,協調作業支援,協調学習支援の情報システムの開発が盛んに行われている。本研究では,組織知の創造・継承の支援システムをさらに高度化するために,組織における情報・知識・人的資源のライフサイクルと知識創造活動の非定型なワークフローをモデル化し,そのモデルに沿って組織知の継承・創造活動を支援する知的システムの設計・開発を行った。
1 組織知マネジメントシステムの設計・開発
前年度までに開発したシステムを洗練する.基本機能としては,人的資源モデルと構成員プロファイルに基づいて必要な学習コンテンツを配信する機能,組織知の変容動向の視覚的表現機能,インタフェース・エージェントによる構成員の知の創造・継承活動の知的支援機能を試作した。
2 システムの試験運用
前年度に開発したシステムを実証実験ベースに載せるためのコンテンツの整備を行った。まず,研究室内で3ケ月程度の試験運用を行い,知の継承・創造活動の主体(組織・構成員)モデルと,活動(デュアルループモデル)モデル,そして組織知の内容モデルの有用性を検証するためのデータを収集した。さらに,試験運用実験で得られたデータを元に本申請課題で構成した主要3モデルを,知の増幅エンジンとしての知的システム設計の基本参照モデルとして一般化し,より包括的な研究課題への展開を検討した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 実践・教育複合型協調学習場の設計支援に向けたオントロジー工学的アプローチ2006

    • 著者名/発表者名
      武内 雅宇
    • 雑誌名

      人工知能学会論文誌 21・2

      ページ: 164-194

  • [雑誌論文] An Intention-oriented Model of Copyright Law for e-Learning2005

    • 著者名/発表者名
      Lu Wenhuan
    • 雑誌名

      Proceedings of International Conference on Computer and Education 2005 (ICCE2005)

      ページ: 45-52

  • [雑誌論文] オントロジーに基づいたソフトウェア工学知識体系化における著者の意図と利用者の視点の明示化2005

    • 著者名/発表者名
      朱 霊宝
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告 2005-F1-81・6

      ページ: 45-52

  • [雑誌論文] 複合的な感性情報としての心的イメージ伝達支援2005

    • 著者名/発表者名
      小川泰右
    • 雑誌名

      人工知能学会2005年全国大会

      ページ: IC3-03

  • [図書] 人工知能学辞典(人工知能学辞典第18章 教育支援)2005

    • 著者名/発表者名
      池田満(編集・著)
    • 総ページ数
      51

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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