研究分担者 |
岡本 正行 信州大学, 工学部, 教授 (50109196)
内田 誠一 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助教授 (70315125)
玉利 文和 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (70036937)
大武 信之 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター, 助教授 (10223851)
藤本 光史 福岡教育大学, 教育学部, 講師 (20270241)
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研究概要 |
本年度は主として次の課題について研究した。 1.今年度は、数式認識の最終段階での処理として,数学記号の意味的役割を考慮した数式記述文法を用いて,数式の構造解析結果の正しさをチェックする手法の研究を行い,文書解析に関する国際会議で発表した. 2.また,数学記号認識の性能を上げるために,新たにサポートベクターマシンを用いて数学記号の類似文字識別を行う実験を行い,文字認識に関する研究集会で発表した. 3.近年は科学文書がPDF形式で配布されたりWEBに掲載されたりすることが多くなっているが,PDF文書内の数式は単に画像であったり意味不明の記号配置になっていたりする.そのため,PDF文書からテキスト情報を抜き出し,全体の画像から数式部分を認識した結果と組み合わせて,テキストと数式を統合した認識結果を取得する手法を開発し,2006年4月に開催される電子図書に関する画像処理に関する国際会議で発表する予定である. 4.前年度に引き続き,文字認識と数式構造解析の正解コード付き数学論文画像データベースの整備を行い,WEB上で公開し研究者に配布を開始した.
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