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2003 年度 研究成果報告書概要

光技術を用いた原子炉計装系の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14380231
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 原子力学
研究機関東京大学

研究代表者

中沢 正治  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (00010976)

研究分担者 高橋 浩之  東京大学, 人工物工学研究センター, 助教授 (70216753)
高田 英治  富山工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (00270885)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
キーワード光ファイバ / FBG / 微小クラック検出 / 耐放射性 / SNOM / AFM / 原子炉 / パワースペクトル
研究概要

本研究の目的は、FBG(ファイバブラッググレーティング)を用いて、微少クラックセンシングを行なうこととそれを用いるFBGの耐放射線特性の向上である。後者については、昨年度SNOM(近接場光学顕微鏡)の画像を用いて研究が行なわれたが、その後SNOMが不調のため、その結果は得られませんでした。
微少クラックの検出については、東大の「弥生炉」以外に、実用的に「常陽」という高速実験炉を用いて、その配管システムに生ずるクラック検出を試みることとした。
まず、東大の「弥生炉」で振動により光ファイバ信号の検出を試みてこれには成功した。次に、クラックを生じない短期照射の時点で、原子炉「常陽」を起動させ、振動の位置を同定するとともに、このパワースペクトルを測定した。このときに生ずるスペクトル自身は、今回始めてのデータでもあるので、その原因や結果については簡単には説明がつかなかった。まずは、このスペクトルを説明することが必要である。次に、クラックを生じたときの振動のパワースペクトルについて特徴等をピックアップして、このスペクトルが意味するところを判明させることの追究を試みた。その成分を構成する要因については、炉物理関係者やメーカーの関係者にもいろいろ質問をしてみたが、結局回答やヒントは得られなかった。測定はできたが、その測定値を生ずる原因は検討中ということであり、この点が、今後の課題である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2003

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 光ファイバブラッググレーティング振動センサの放射線環境下への適用性2003

    • 著者名/発表者名
      藤田薫, 木村敦, 中沢正治, 高橋浩之
    • 雑誌名

      放射線(応用物理学会放射線分科会誌) Vol.29・No.2

      ページ: 99-103

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Applecability of Fiber Bragg Grating Vibration Sensor to radiation environment2003

    • 著者名/発表者名
      K.Fujita, A.Kimura, M.Nakazawa, H.Takahashi
    • 雑誌名

      The Japan applied Physicssoc., Journal of Radiation Division "Radiation" Vol,29, No.2

      ページ: 99-103

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2006-07-11  

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