研究課題/領域番号 |
14390031
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田中 秀夫 京都大学, 経済学研究科, 教授 (40148599)
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研究分担者 |
原田 哲史 四日市大学, 経済学部, 教授 (70208677)
山脇 直司 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (30158323)
天羽 康夫 高知大学, 人文学部, 教授 (90067869)
竹澤 祐丈 京都大学, 経済学研究科, 助教授
中野 勝郎 法政大学, 法学部, 教授 (70212090)
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キーワード | 近代共和主義 / シヴィック・ヒューマニズム / ハリントン / ユストゥス・メーザー / J.S.ミル / パトリオティズム / デモクラシー / ポーコック |
研究概要 |
研究助成が決定してから分担研究者は、本格的に研究を開始した。それそれが研究費の配分を受け、分担研究に即して適宜研究集会に参加するとともに、研究情報収集、文献収集などを進めて研究を遂行してきた。研究成果としては、研究報告と論文の公表(研究実績報告書を参照)とに分かれるが、前者は以下の2度の研究会と学会でのシンポジウムなどが主なものである。 第一回研究会。12月23日(月)午後、京大会館。原田哲史(四日市大学)「ユストゥス・メーザーにおける古代ギリシア小共和国の意味について」安武真隆(関西大学)「フランスにおける共和主義の系譜」竹澤祐丈(京都大学)「ポーコックのシヴィック・ヒューマニズムの概念について」 第二回研究会。2月23日(日)午後、法政大学。後藤浩子(法政大学)「18世紀アイルランドにおけるパトリオティズムの系譜とシヴィック・ヒューマニズム」中野勝郎(法政大学)「デモクラシーと共和制:アメリカ建国期における共和制像」 また、研究代表者(田中秀夫)と分担研究者の2人は、日本イギリス哲学会大会のシンポジウム「イギリスにおける共和主義の諸相」に参加し、司会と報告を行った(3月28日)。竹澤祐丈「17世紀イングランド共和主義の統一性と多様性の一側面-ハリントンの統治形態論とヘンリ・ヴェインの批判」小田川大典「近代的自我の危機と共和主義の哲学-J.S.ミルと公共圏」 他に、山脇直司と小林正弥が中心となっている公共哲学研究会との交流、政治思想学会、経済学史学会での研究交流などを行った。
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