| 研究概要 |
これまでの研究成果を集約し,提案したデバイスアーキテクチャに基づくリコンフィギャラブルロジックの設計・試作,ソフトウェア開発環境の構築とリコンフィギャラブルロジックへの対応,ならびにリコンフィギャラブル・コンピューティング適用実験を通じて,リコンフィギャラブル・コンピューティングを前提とするやわらかいハードウェアの開発における指針を示した.
(1)リコンフィギャラブルロジックの設計・試作(主担当:末吉)
東京大学大規模集積システム設計教育研究センターのLSI試作CADソフトウェアなどを用いて,提案アーキテクチャに基づく次世代FPGAの設計を引続き継続した.そして,単体ならびにリコンフィギャラブル・コンピューティング適用実験を通じた評価を行った.
(2)ソフトウェア開発環境の構築とリコンフィギャラブルロジックへの対応(主担当:柴村)
システム記述からハードウェアとソフトウェアの協調シンセシスを実現するハードウェア/ソフトウェア・コデザイン手法に基づいて,リコンフィギャラブル・コンピューティングのためのソフトウェア開発環境の整備を行うと共に,リコンフィギャラブルロジックへの対応を図った.
(3)遠隔再構成を含むリコンフィギャラブル・コンピューティングの実用化実験(主担当:久我)
遠隔再構成技術の実用化に向けたシステムの構築や実用アプリケーションの実装実験の成果を基に,その結果をデバイスアーキテクチャやソフトウェア開発にフィードバックして改良を施した,また,遠隔再構成機能については,インターネット利用環境において安全性確保のためのセキュリティ機能をさらに発展させ,実践的な適用実験から実用化への指針を示した.
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