• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

マヤ・イメージの形成と消費に関する人類学および歴史学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14401009
研究機関東北大学

研究代表者

吉田 栄人  東北大学, 大学院・国際文化研究科, 助教授 (10240285)

研究分担者 鈴木 紀  千葉大学, 文学部, 助教授 (40282438)
初谷 譲次  天理大学, 国際文化学部, 教授 (10180895)
桜井 三枝子  大阪経済大学, 人間科学部, 教授 (90235226)
キーワードマヤ / 伝統医療 / ジェンダー / 観光 / エスノヒストリー / エスニシティ / エンパワメント / カルチュラル・スタディーズ
研究概要

現在日本において流通しているマヤ・イメージを把握するために、マヤ・イメージに関するアンケート調査を大学生等に対して実施した。また、各研究分担者(海外共同研究員、研究協力者を含む)はそれぞれ次の点に関して個々に文献および情報の収集と整理を行ない、併せて現地調査を行なった。そして、それぞれに収集分析した結果を持ち寄り、総合テーマに関して全員で討論する研究集会を、大阪経済大学(11月)と東北大学(2月)においてあわせて2回実施した。
1.吉田は、マヤの伝統医療に関する人類学的研究を整理するとともに、メキシコ国ユカタン州において人類学者等が伝統医療の現場にどのように関わっているかを把握するために現地調査を実施した。
2.桜井は、マヤ先住民女性に関わる写真などの映像資料の調査をメキシコ市の国立先住民庁や歴史人類学研究所などにおいて行なった。
3.初谷は、植民地期ユカタンの先住民反乱のうち、主にキステイル村事件に関する一次資料と研究文献の収集と検討を行なった。一次史料は電子テキスト化を行なった。
4.鈴木は、メキシコ・シティおよびメリダ市においてマヤ文化振興活動およびそれに従事する非政府組織に関する情報の収集を行った。
5.海外共同研究員の大越は、植民地時代におけるマヤ貴族たちの民族的特性を明らかにするために、先住民文書であるチラム・バラムの書(チュマイェル、ティシミン、マニ)や『カルキニ文書』における出自神話の比較研究を行なった。また、日本で流通するマヤ・イメージと外国におけるマヤ・イメージの比較を行うための調査を実施した。
6.考古学部門におけるマヤ・イメージの消費の実態を探るために、杓谷茂樹氏を研究協力者に加えた。同氏はユカタン半島における遺跡観光の実態調査を行なった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 大越 翼: "「スイバ(スユア)」に関する一解釈"京都ラテンアメリカ研究所紀要. 2号. 1-15 (2003)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi