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2004 年度 実績報告書

呉語〓州方言群・甌江方言群の調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 14401032
研究機関愛媛大学

研究代表者

秋谷 裕幸  愛媛大学, 法文学部, 助教授 (10263964)

研究分担者 太田 斎  神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (40160494)
キーワード中国語 / 方言 / 甌江方言群 / 〓州方言群 / フィールドワーク / 温州市 / 金華市
研究概要

本年度が本研究の最終年度である。
(1)方言データのチェック及び補足。秋谷は中国浙江省温州市に分布する瑞安方言以外の甌江方言群データのチェック及び補充を担当した。太田は温州市瑞安方言のより詳細な調査を昨年度に引き続き行った。本年度の補助金はすべてこの現地調査(計四回)に用いられることになった。海外共同研究者の曹志耘、趙日新は浙江省金華市に分布する〓州方言群データのチェック及び補充を担当した。
(2)《呉語〓州方言研究》の執筆。曹志耘が学術振興会の招へいにより十一月〜十二月に秋谷の勤務校・愛媛大学に滞在した。その期間に集中的に《呉語〓州方言研究》の共同執筆を進め、金華、湯溪、磐安、武義、永康方言及び第一章概説、字音対照、語彙対照についてはほぼ完成した。本書には、金華、湯溪、磐安、武義、永康、浦江、東陽七方言のデータを収め、平成十七年中に中国で刊行される見通しである。なお、海外共同研究者の梅祖麟教授が序文を執筆する。
(3)《呉語甌江方言調査報告》の執筆。こちらは秋谷が主に担当した。甌江方言群のうち、楽清、蒼南、瑞安、泰順四方言のデータを収める。この四方言ほど詳しい調査ができなかった温州、洞頭、文成、平陽、永嘉五方言については、その概要を提示するにとどめる。〓州方言群ほどの詳しい調査はできなかったため、「語音特徴」「語彙特徴」「語法特徴」は含めず、もっぱらデータを提示することを目標とした。そのため書名を《調査報告》としたのである。こちらは平成十七年度中に日本で刊行する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 呉語処衢方言中三等字讀作洪音的現象2005

    • 著者名/発表者名
      秋谷 裕幸
    • 雑誌名

      漢語史研究:紀念李方桂先生誕辰論文集 (印刷中)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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