研究実績の概要 2002年 6月27〜30日:四川省成都市訪問。四川省文物局考古研究所内において恒温含浸槽の点検と試運転を行う。 8月15〜19日:四川省成都市訪問。保存処理実験に用いる漆製品及び木製品を綿陽市博物まで選別に行く。試料の選別後、成都市に持ち帰り、保存処理実験を開始する。実験に必要な収納ケース類を市内で調達する。筆者帰国後の実験の進行状況を指示して帰国。 9月26〜30日:四川省成都市訪問。脱水終了の確認作業を行う。一部、脱水未完了。脱水終了したものについて高級アルコール含浸開始。未完良のものは再度、アルコール置換を行い、その後の作業を指示して帰国。 11月14〜18日:四川省成都市訪問。第1回樹脂含浸処理が終了したことの確認。実験試料を樹脂液から取り出し、冷却。翌日表面洗浄して写真撮影を行う。 12月19〜23日:四川省成都市訪問。1回目の実験結果について、四川省考古研究所と綿陽市博物館において日本側と中国側の研究者間で技術検討会、技術講習会を行う。日本側専門家13名、中国四川省専門家40名が出席。 2003年1月25日:朝日新聞朝刊、京都新聞朝刊に関連記事が掲載された。
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