研究概要 |
研究実績の概要 平成16年 6月17日-6月22日:四川省文物考古研究所訪問。平成16年度の保存処理実験遺物の選定を現地の研究協力者とともに行う。その結果、漆塗り木製馬2点、木製人形16点を選定する。 7月8日-7月11日:四川省文物考古研究所訪問。保存処理実験開始。漆塗り馬2体、木製人形16点についてメタノールによる脱水実験を開始する。 10月15日-10月18日:四川省文物考古研究所訪問。木製人形については脱水を確認して、高級アルコールの含浸に入る。漆塗り木製馬については脱水未了のため,さらに脱水を継続。その後の処理方法について研究協力者と打ち合わせ。 平成17年 1月20日-23日:四川省文物考古研究所訪問。木製人形について含浸終了を確認し、含浸槽から取り出しを行う。表面処理を同時に行う。漆塗り木製馬については脱水終了を確認し、含浸を開始する。樹脂の濃度上昇については慎重に時間をかけて行うことで、現地研究協力者と確認する。 3月10日-13日:四川省文物考古研究所訪問。漆塗り木製馬の含浸経過観察。順調に濃度を上昇させていることを確認し、その後の処理について現地協力者と確認を行う。 他の遺物について、実験終了を確認する。 本年5月ごろに、漆塗り木製馬の含浸処理が終了する予定である。
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