研究分担者 |
青木 克生 関東学院大学, 経済学部, 助教授 (20318893)
中泉 拓也 関東学院大学, 経済学部, 助教授 (00350546)
池田 正孝 豊橋創造大学, 経営情報学部, 教授 (30055115)
中川 洋一郎 中央大学, 経済学部, 教授 (00164145)
田村 豊 東邦学園大学, 経営学部, 助教授 (40340400)
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研究概要 |
本研究プロジェクトの成果の大部分は,4年間に渡り毎年実施してきた国内・海外現地実態調査に依拠するものである。国内においては,トヨタ,日産,三菱自動車といった自動車メーカーとデンソー,アイシン,カルソニックカンセイ,東海ゴム工業といった自動章部品メーカーを対象にした調査を展開してきている。また海外においては,アメリカ,イギリス,フランス、ドイツ、オーストリア,ハンガリー,オランダ,チェコ、スロバキア,中国と10ヶ国にわたり,現地自動車・同部品メーカー,日系自動車・同部品メーカーのトランスプラントを対象に調査を展開し,訪問先の合計は100社以上を計上する。その間の成果としては,著書2冊と論文23本が公表され,日本中小企業学会全国大会やドイツ日本研究所主催め国際シンポジュウムでの報告も実施してきている。と向時に国内・海外自動車・同部品産業関係の公表データの収集・分析にも努めてきており,その成果は業界専門誌(月間自動車部品)等にも掲載されている。 具体的な研究の成果について簡潔に言えば,以下のような点に焦点が当てられている。 (1)日本大手3メーカーの一人勝ちというグローバル自動車産業の現状へと至る過程についての国際比較分析。 (2)そのような現状の背後にある日本自動車メーカー独特のQCD管理・購買管理システムと製品開発システムについての実態分析。 (3)日本自動車メーカーの競争力を下支えしている大手部品メーカーの実態分析,その管理水準の国際比較分析,さらには中小2・3次サプライヤーの現状分析。 (4)日本的生産方式の海外トランスプラントヘの移転,海外現地企業における導入についての実態分析,移転に伴う現地での受容と抵抗のあり方についての実態分析。
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