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2004 年度 実績報告書

国内外のまちづくり・住宅再建事例から見た被災地復興システムの構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14402024
研究機関神戸大学

研究代表者

北後 明彦  神戸大学, 都市安全研究センター, 助教授 (30304124)

研究分担者 塩崎 賢明  神戸大学, 工学部, 教授 (20127369)
越山 健二  兵庫県立人と防災未来センター, 専任研究員 (40311774)
キーワード住宅再建 / 復興計画 / 地域再生 / コミュニティ / 防災計画 / 区画整理 / 都市改造 / 都市移転
研究概要

1.国内外の復興事例の調査
住宅再建・被災地復興事例として、インド・グジャラート地震、及び、中越地震を取り上げ、被災地において復興状況の調査を行った。地震後約4年を経過したインド・グジャラート州の被災都市ブージでは、復興の進め方として安全性向上を特に重視している姿勢が見られたことが特徴的であった。2004年10月に発生した中越地震について、復興自体はこれからであるが、その検討過程において、コミュニティ確保と住宅の自力再建が基本となってきていることが確認された。
2.国内の大規模災害からの復興事例からみた復興システムのあり方
自力で再建できる可能性のある被災者が、支援のあり方の不備で自立した立ち直りを断念していること、また、自立を誘発するための支援体系が構築されていないことが、これまでのわが国の支援体系の弱点であった。これに対し、多用な支援体系と災害前からの危機管理体制の構築が、被災者の自立を促す手法として効果的であった海外の事例が多く見られる。国内外の事例を通じて、都市の問題点の解決をはかりながら、同時に安全な空間を構築していくことの重要性について指摘し、都市の問題点を解決するには、現地解決型、回避解決型、及び、両者の組み合わせ型の方法があり、安全性向上の手段としては、住宅主体解決型、都市主体解決型、及び、両者一体の解決型の方法があることを示した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 2001年インド・グジャラート地震後の都市部での住宅再建・復興の特徴2004

    • 著者名/発表者名
      北後 明彦
    • 雑誌名

      2004年地域安全学会 梗概集 No.14

      ページ: 105-108

  • [雑誌論文] 雲仙普賢岳噴火災害から13年を経た住宅再建・復興の実態2004

    • 著者名/発表者名
      木本 勢也
    • 雑誌名

      2004年地域安全学会 梗概集 No.15

      ページ: 139-142

  • [雑誌論文] 北海道南西沖地震から10年を経た住宅再建・復興の実態2004

    • 著者名/発表者名
      大友 諒香
    • 雑誌名

      2004年地域安全学会 梗概集 No.15

      ページ: 155-158

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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