• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

マングローブ林再生プロジェクトにおける住民・NGO参加の発展モデル

研究課題

研究課題/領域番号 14402051
研究機関日本福祉大学

研究代表者

後藤 順久  日本福祉大学, 福祉経営学部, 教授 (90215509)

キーワード環境保全 / NGO / マングローブ / GIS
研究概要

地球環境問題の克服は持続可能な社会の建設にとって中心的な課題である。開発途上国のいくつかの環境プログラムにおいて政府開発援助が想定した効果を充分出し得ない中で、NGO・住民などが協力する参加型プログラムが徐々に成果を上げつつあると言われる。しかしこれらの参加型環境プログラムが普遍性を確保するためには、なお克服すべき課題が多い。参加型環境プログラムは大きな可能性を持ちながらも完成されたものではない。
研究対象地域であるフィリピンネグロス島のマングローブ林の90%以上が伐採されてしまった。再生事業も住民・NGOなどが取り組んでいるが遅々として進まない。参加型植樹プログラムに携わってきた人々の経験を生かしながら、地域のニーズに応じて柔軟に進化する参加型再生プログラムの発展モデルを提案することを目的とする。1年目の平成14年度は、ネグロス島における植樹サイトにかかわる既存資料を収集するとともに、地元大学・行政や環境NGOの協力を得て、植樹サイトおよび近隣村落でマングローブ林に関わるヒアリング調査を実施した。2年目の平成15年度は再生地域、自生地域に分けてGPS測量を実施した。系統的に収集した社会科学データをデータベース化した。さらに、これらの成果は、パソコン上でGIS化を行うための基礎資料となる。既存データベースと組み合わせることで、目的にあわせた地図の作成が可能となり、新たな知見や関係者の合意形成が得られやすくなった。3年目の平成16年度では、今までの成果とともに、調査対象地域の類型化を行い、それぞれに適合したプログラムを提案し、導入に結びつける手法などについて報告書にまとめた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] マングローブ林減少と生活資源としての活用(仮題)2005

    • 著者名/発表者名
      後藤 順久
    • 雑誌名

      日本福祉大学経済論集

  • [雑誌論文] フィリピン マングローブ再生の試み2004

    • 著者名/発表者名
      後藤 順久
    • 雑誌名

      環境と開発 CD-ROM

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi