• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

アジア大陸東部の大陸変形現象を古地磁気学よりさぐる

研究課題

研究課題/領域番号 14403010
研究機関神戸大学

研究代表者

乙藤 洋一郎  神戸大学, 理学部, 教授 (90160895)

研究分担者 山口 覚  神戸大学, 理学部, 講師 (70191228)
藤田 清士  神戸大学, 理学部, 助手 (00283862)
山崎 和仁  神戸大学, 理学部, 助手 (20335417)
井口 博夫  姫路工業大学, 環境人間学部, 教授 (40112073)
糸田 千鶴  大阪短期大学, 経営情報学科, 助教授 (80246800)
キーワード古地磁気学 / テクトニクス / 大陸 / 白亜紀 / 地質学 / 地球物理学
研究概要

今年度は、日本人研究者4人と中国人研究者1人で組織した地質調査・岩石採取隊を、インドシナ半島の基部を構成するシャン・タイ地塊の中央部である中国の雲南に派遣した。
アジア大陸に連続体力学を適用して変形現象を論ずることが出来るように東アジアの広い地域から多くの観測地点をシステマティックに選定し,それらから古地磁気データをもとめる研究の一環として、シャン・タイ地塊で研究を行うことを今年度の研究目的とした。調査と岩石採取は、東経101度に沿う北緯22度24分から北緯24度34分の間の5個所でおこなった.
12月11日-12月10日:思芽:白亜紀層の地質調査と岩石採取
思芽周辺に分布する白亜紀(曼崗層と南新層)の層所学的調査、堆積学的調査ならびに構造地質学的調査をおこなった。調査後、古地磁気学に最適な岩石が分布するの大渡崗と整碗の二つの領域から、27箇所で270個の赤色砂岩を採取した。
12月12日-12月15日:鎮元:白亜紀層の地質調査と岩石採
鎮元周辺に分布する白亜紀の南新層の層所学的調査、堆積学的調査ならびに構造地質学的調査をおこなった。調査後、古地磁気学に最適な岩石が分布する鎮元北部域から11箇所で110個、鎮元西部域から8箇所で83個の赤色砂岩を採取した。
12月16日-12月18日:景東:白亜紀層の地質調査と岩石採
景東周辺に分布する白亜紀の南新層の層所学的調査、堆積学的調査ならびに構造地質学的調査をおこなった。調査後、古地磁気学に最適な岩石が分布する景東北部域から15箇所で121個の赤色砂岩を採取した。
現在まで持ちかえることができた岩石試料計584個について、残留磁化を神戸大学理学部の超伝導磁力で測定している.
前年度までに採取した岩石の残留磁化を測定し、アジア大陸のチュアンディアン地塊、インドシナ半島のベトラオ地塊のテクトニクスに関して議論を加え、論文を完成した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] New paleomagnetic constraints on the extrusion of Indochina : Late Cretaceous results from the Song Da terrane. northern Vietnam2005

    • 著者名/発表者名
      Takemoto, K., N.Halim, Y.Otofuji, V.T.Tran.V.D.Le, S.Hada.
    • 雑誌名

      Earth Planet.Sci.Lett. 229

      ページ: 273-285

  • [雑誌論文] Deformation structures of the red sandstones in the Three Rivers region, eastren Tibetan Plateau2004

    • 著者名/発表者名
      Miura, D., Y.Otofuji, H.Inokuchi, R.Kamei, C.Mu
    • 雑誌名

      J.Geol.Soc.Jpn. 110

      ページ: XV-XVI

  • [雑誌論文] Palaeomagnetic evidence for southward displacement of the Chuan Dian Fragment of the Yangtze block2004

    • 著者名/発表者名
      M.Tamai, Y.Y.Liu, M.Yokoyama, N.Halim.H.Zaman, Y.Otofuii
    • 雑誌名

      Geophys.J.Int 158

      ページ: 297-309

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi