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2002 年度 実績報告書

道路ネットワーク構成に着目した高度交通情報システムの効果測定に関する国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 14404018
研究機関神戸大学

研究代表者

朝倉 康夫  神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (80144319)

研究分担者 吉井 稔雄  高知工科大学, 工学部, 助教授 (90262120)
桑原 雅夫  東京大学, 国際産学協同研究センター, 教授 (50183322)
羽藤 英二  愛媛大学, 工学部, 助教授 (60304648)
キーワード高度道路交通システム / 交通ネットワーク / 交通行動観測 / 交通シミュレーション
研究概要

先進諸国では高度道路交通システム(ITS, Intelligent Transport Systems)の研究開発が進んでおり,さまざまなシステムが実用化されるようになってきた.ITSのシステム開発では効果の正確な計測と評価が必要であるが,そのためには利用者の行動,とりわけ道路ネットワーク上でのドライバーの情報利用行動と経路選択行動を把握するとともに,効果計測のためのネットワークシミュレーションモデルの開発が必要である.本研究の目的は,トポロジカルな構成や機能といったネットワーク特性の異なる複数の国々と地域においてドライバーの交通情報利用,経路選択行動を比較検討し,ネットワーク特性や利用者特性を考慮した交通情報提供のあり方を検討するための知見を得ることにある.平成14年度は以下の手順で研究を進めた.
(1)ITS効果計測に関する既存研究の国際比較と体系的整理:ITSの効果計測手法に関して,我が国および海外諸国(英国,豪州,伯国,米国等)における既存の研究動向を調査し,国際比較を行うとともにそれらを体系的に取りまとめた.
(2)道路ネットワーク特性の異なる地域での経路選択行動調査の計画と予備調査:仮想的なネットワークと交通条件の下での経路選択行動および実ネットワークでの経路選択行動に関する基礎データ収集の調査用プログラムを開発し,調査計画を策定するとともに,豪州・英国での予備調査を実施した.
(3)交通情報を提供されたドライバーの情報認識と経路選択行動に関する調査の計画:異なったネットワーク上で提供される多様な交通情報に対するドライバーの認識・評価および情報の利用と,情報の有無による経路選択の相違を分析・モデル化するための調査実施計画を策定した.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Yasuo Asakura: "TRACKING SURVEY FOR INDIVIDUAL TRAVEL BEHAVIOUR USING MOBILE COMMUNICATION INSTRUMENTS"ISTT Workshop in Adelaide, July 2002. (2002)

  • [文献書誌] Yasuo Asakura: "Simulating Travel Behaviour using Location Positioning Data Collected with Mobile Phone System"International Symposium on Traffic and Transport Simulation in Yokohama, August 2002. (2002)

  • [文献書誌] 羽藤英二: "移動体通信による位置データをベースとしたOLAP指向空間情報モデル"第22回交通工学研究発表会論文報告集. 109-112 (2002)

  • [文献書誌] Yasuo Asakura: "Behavioural Monitoring of Public Transport Users through a Mobile Communication System"Journal of Advanced Transportation. Vol.35, No.3. 10-18 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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