研究課題
基盤研究(B)
New Zealandでは、H.Morgan(University of Waikato)の協力により、Orakei Korako、Wai-O-Tapu、Waimanguの源泉より試料を採集した。温泉は、水温50-93℃のpH3-7で硫化水素濃度は低く(3ppm以下)、ガス発生の頻度が高いことを特徴とした。微生物マットでは、光合成細菌が優占し、複数種がマットを構成していた。また熱水試料からウイルス粒子の検出分離をすることができた。Australiaでは、B.Patel(Griffith University)とQueensland州政府のJ.Chavasse(Department of Natural Resources and Mines)の協力によりGreat Artesian Basin深層井戸より試料を採集した。井戸から噴出する熱水は、61-87℃でpH7-8、硫化水素は検出限界以下を示した。熱水および微生物マットを試料として採取した。好熱性微生物の系統を解析した結果、光合成細菌には地域特異性は認められないこと、細菌や古細菌では固有のクローンが存在するも大きな系統群を形成するには至らない、ことなどが判明している。
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Extremophiles (in press)
Microbes and Environments 19
ページ: 249-264
Environ. 19