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2004 年度 実績報告書

世界規模でのフィラリア症撲滅対策に寄与するための基礎的・応用的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14406005
研究機関愛知医科大学

研究代表者

木村 英作  愛知医科大学, 医学部, 教授 (70153187)

研究分担者 平山 謙二  長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (60189868)
伊藤 誠  愛知医科大学, 医学部, 助教授 (90137117)
高木 秀和  愛知医科大学, 医学部, 助手 (90288522)
磯貝 芳徳  日本福祉大学, 情報社会科学部, 教授 (60079697)
キーワードバンクロフト糸状虫 / 免疫診断 / IgG4 / 尿 / 国際研究者交流 / スリランカ
研究概要

1.これまでの経過
2004年12月のスマトラ沖地震のため、スリランカにおける野外調査地域が多大の被害を受けたこと、被災後の復興活動のため現地カウンターパートが多忙を極めたことにより、2005年2月に予定されていたスリランカ訪問を年度を超えて8月に繰り延べた。
2.研究・調査活動
8月17日より30日まで、ルフナ大学医学部を基点として、調査地の被害状況および復興状況を視察するとともに今後の研究の進め方について協議を行った。その結果、現在進行中の共同研究に関して多くの問題点が指摘され、行動計画の修正を余儀無くされた。主な決定事項は以下の通り。
(1)デニヤヤにおける調査は今回はペンディングとし、来年2月に実施する。
(2)ポルヘナ、マジヘ両村における調査は、津波被害の影響が今だに大きいので当面中止とする。
(3)上記(2)の2村に代わってワルガマ村で調査をおこなう(後述3.)。
(4)ゴール、マータラ、ハンバントータ地区の調査は対象地域、対象者のサンプリング法の再検討を行う。
3.ワルガマ村での調査
目的:我々が開発した尿をサンプルとするフィラリア症診断法(尿ELISA)が、駆虫薬による治療効果の判定に有用であることを示すとともに、小児における抗体価を分析することによって流行の強さを測る新しい指標を創出する。
方法:ワルガマ内の4地点において約2000検体の尿サンプル収集を行った。サンプルは愛知医大に輸送され、フィラリア特異的IgG4が測定される。すでに同村での基礎データが揃っているので、今回の結果と比較することにより上記の目的を達成できる。
成果:スリランカにおける人体サンプル輸出の許可体制に最近変化があり、収集された尿サンプルは未だ日本に到着していない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Differential effects of diethylcarbamazine, tetracycline and the combination on Brugia pahangi adult females in vitro2005

    • 著者名/発表者名
      Gnawardena, N.K.
    • 雑誌名

      Parasitology International (In Press)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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