研究分担者 |
三嶋 輝夫 青山学院大学, 文学部, 教授 (80157479)
天野 正幸 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (40107173)
今井 知正 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50110284)
荻野 弘之 上智大学, 文学部, 教授 (20177158)
岩田 靖夫 仙台白百合女子大学, 人間学部, 教授 (30000574)
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研究概要 |
欲求は自分のものでないものを自分のものにしたいということであり、気概は自分のものであるものへの気遣いであって、自分のものの領域(自分の国,会社,家,地位,財産,名誉など)が侵犯されることを恐れ怒る。理性は自分のものでなく、自分自身にかかわる。徳はその理性が欲求と気概を調和ある仕方で統合し、他者を助け自己を高める人間の力量であることをえた。しかしその徳,正義,節制,勇気など人間の生き方を測る言葉は重要であるが、日常で使用している程度には誰でも知っているが、そのことがかえってそれ以上考えさせないことになる人間のワナであることも解明した。
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