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2002 年度 実績報告書

人間の記憶におけるクロスモダリティー・コンヒュージョンの研究

研究課題

研究課題/領域番号 14510106
研究機関日本大学

研究代表者

厳島 行雄  日本大学, 文理学部, 教授 (20147698)

研究分担者 室井 みや  日本大学, 文理学部, 助手 (70339240)
羽生 和紀  日本大学, 文理学部, 助教授 (00307787)
キーワード目撃証言 / 事後情報効果 / クロスモダリティー・コンヒュージョン / 記憶 / 挿入情報のタイプ
研究概要

目撃証言の信用性を検討するために、事後情報パラダイムに入力モードもしくはファーマットを変化させて、検討することを目的とした。従来の研究では、オリジナルの出来事の提示(学習項目)の後に、事後情報が質問紙の形式で視覚的に提示されていた。しかしながら、現実には、事後情報は質問紙の形式で視覚的に提示されるとは限らない。平成14年度の本研究では、オリジナルの出来事の後に、ある人物(当該の目撃者ではない第3の目撃者)がその出来事についての感想を語るというビデオを作成し、これを事後情報として視聴覚領域に提示した(実験1)。実験2では、その事後情報(印象)を文章化して視覚的に提示した。実験3では、事後情報として、オリジナルの出来事を目撃した二人の人物の、その出来事に関する会話をビデオに撮影したものを採用して視聴覚的に提示した。実験4では、実験3の二人の会話を文章化して視覚的に事後情報を提示した。
記憶の信用性を検証するために、各実験ともオリジナルの出来事には同じ16枚スライドを使用し、事後情報項目には第6、10、11の3つのスライドに含まれる項目を用いた。記憶の検査には2肢択一の強制再認テストを使用した。結果は、実験1では項目11で、実験2では項目6と項目11で、実験3では項目10と項目11で、事後情報効果を認めた。実験4では項目10でのみ有意傾向が認められた。このことから、入力フォーマットにかかわらず、色彩の情報が事後情報の影響が認められることがわかった。さらに、入力フォーマットによっては、事後情報効果の出方に差異が生ずることも認められた。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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