• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

学校組織における意思決定とリーダーシップの構造と機能に関する理論的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14510142
研究機関岡山大学

研究代表者

渕上 克義  岡山大学, 教育学研究科, 助教授 (20202294)

キーワード学校組織 / リーダーシップ / 意思決定 / 職場風土 / 協働 / 観察法 / 面接法 / 学校改善
研究概要

本年度は、最終年度に相当するために、まず、前年度から引き続き、観察法と面接法を用いて、学校管理職(教頭)の日常の経営活動に関するデータを収集した。次に、学校組織の意思決定の中核である教師集団に注目して、教師集団の職場風土(協働的か同調的か)を分類して、質間紙調査を実施して、意思決定システムの中核である教師集団の職場風土と管理職のリーダーシップの関連性について検討した。
分析の結果、教頭のリーダーシップは、学校組織の内部事項に関わる領域において行われる傾向にあり、校長と教師のパイプ役としてだけでなく、予算等に関わる事務職員との連携や地域における保護者との連携に関わるリーダーシップを発揮していることがわかった。さらに、協働的職場風土が教師集団を活性化することがわかった。
以上の研究成果は、昨年の春と秋に開催された関連学会(日本心理学会、日本教育心理学会、日本グループダイナミックス学会など)において発表した。また、残りの研究成果についても、今年の秋に開催される日本心理学会と日本教育心理学会において発表する予定である。さらに、関連学会誌(教育心理学研究、教師学研究、教育経営学研究、実験社会心理学研究、岡山大学研究集録など)に発表ないしは発表予定である。
そして、平成14年度から16年度まで助成を受けた本研究主要な研究成果を、以下の単行本にまとめた(渕上克義著「学校組織の心理学」日本文化科学社 2005年度2月刊行)。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2005 2004 2003

すべて 雑誌論文 (5件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 教師の協動的効力感に関する実証的研究2004

    • 著者名/発表者名
      渕上克義, 西村一生
    • 雑誌名

      教師学研究 5・6

      ページ: 1-12

  • [雑誌論文] 学校組織における教師の対人的葛藤の認知構造に関する実証的研究2004

    • 著者名/発表者名
      渕上克義, 太田弘子
    • 雑誌名

      岡山大学教育学部研究集録 125

      ページ: 89-100

  • [雑誌論文] 学校コンサルテーション場面における教師によるスクールカウンセラーの社会的勢力認知に関する研究2004

    • 著者名/発表者名
      棚上奈緒, 渕上克義
    • 雑誌名

      対人社会心理学研究 4

      ページ: 147-153

  • [雑誌論文] 学校組織研究における最新の研究動向(1)2003

    • 著者名/発表者名
      渕上克義
    • 雑誌名

      岡山大学教育学部研究集録 123

      ページ: 179-194

  • [雑誌論文] 教授組織の改革を通した学校改善過程に関する研究事例2003

    • 著者名/発表者名
      渕上克義, 松本ルリ子
    • 雑誌名

      日本教育経営学会研究紀要 45

      ページ: 189-196

  • [図書] 学校組織の心理学2005

    • 著者名/発表者名
      渕上克義 単著
    • 総ページ数
      206
    • 出版者
      日本文化科学杜(東京)

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi