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2002 年度 実績報告書

社会福祉援助技術演習におけるコンピュータ教育支援システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 14510205
研究機関京都府立大学

研究代表者

中村 佐織  京都府立大学, 福祉社会学部, 助教授 (80198209)

研究分担者 丸山 裕子  大分大学, 教育福祉科学部, 助教授 (00295156)
太田 義弘  龍谷大学, 社会学部, 教授 (40078944)
キーワードソーシャルワーク / エコシステム構想 / アセスメント / コンピュータ・ツール / 社会福祉援助技術演習
研究概要

今年度は、コンピュータ教育支援ツール(以下教育支援ツール)のプロトタイプ版の微調整な改良とそれを用いた演習教育をエコシステム研究会(研究分担者の太田義弘龍谷大学教授が主催)メンバー所属の大学、京都府立大学、龍谷大学、大分大学、神戸親和女子大学、広島文教女子大学などで約130名の学生に実施した結果である。今回の検証は、本演習用に作成した事例を用いての教育支援ツール演習で、1.学生の教育支援ツールの使い心地、2.教育支援ツールのシミュレーション体験の評価と演習方法の効果、3.教育支援ツール演習システムの今後の可能性と課題を参与観察、演習課題の達成度やアンケート結果をつうじて考察した。その成果については、1.コンピュータに対する抵抗感のなさへの十分な感触、2.参与観察による演習教育課題の習熟度の向上とグループワーク効果、3.アンケート結果からの(1)生活の視点や生活問題の理解、(2)グラフ化への高い評価などが認められた。
しかし今後の実用可能性については、1.教育支援ツールのアプリケーションなどハード面での改良、2.多様な事例の作成とそれに合わせた演習教育スタイルの構築(演習教育活用例示集の作成も含めて検討)、3.質問内容と回答内容の精緻化(新たな専門知識の提供や現場のソーシャルワーカーへの多くの助言を受ける)、4.回答数と支持率の関係の整理や計算方法の整備、5.事例の提示の仕方の工夫、6.改良した教育支援ツールと新たな演習事例を用いての実証研究の積み上げ(今年後実施した大学に加え新たな実施大学や研修機関での検証)という課題をもとに次年度以降も継続研究を行う必要性がある。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 太田 義弘: "ソーシャルワークの臨床的展開とエコシステム構想"龍谷大学 社会学部紀要. 第22号. 1-17 (2003)

  • [文献書誌] 丸山 裕子: "コンピュータ教育支援ツール活用によるソーシャルワーク演習の方法と課題"ソーシャルワーク研究. Vol.28 No.3. 34-42 (2002)

  • [文献書誌] 中村 佐織: "ソーシャルワーク・アセスメント-コンピュータ教育支援ツールの研究-"相川書房. 244 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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