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2003 年度 実績報告書

在日外国人母子家族に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14510213
研究機関聖徳大学

研究代表者

松本 佑子  聖徳大学, 人文学部, 教授 (00150839)

キーワードアジア系外国人女性 / 母子家族 / ひとり親家族 / 児童虐待 / 国際結婚 / DV
研究概要

本研究の目的は日本人男性との子どもをもち、日本において生活しているアジア系外国人母子家族の生活実態および養育実態と母親の生活意識を把握・分析し、彼女らの生活問題を明らかにすることである。
本年度は埼玉県、栃木県、名古屋市、大阪府、および東京都に在住しているアジア系母子家族についての質的調査を行い、彼女らの生活実態ならびに生活意識の把握を試みた。調査対象はフィリピン女性を中心に行った。
(1)埼玉県、名古屋市、大阪府、東京都におけるキリスト教系の教会を訪れ、聞き取りにより各地域における在日外国人女性および母子家族の生活状況の把握を試みる。
(2)アジア系外国人女性への支援活動の状況の把握を試みる。
(3)埼玉県および名古屋市における保育所を訪問し、アジア系母子家族の子ども・国際児の状況ならびに問題の把握を試みる。
(4)埼玉県および名古屋市における母子生活支援施設を訪問し、アジア系母子家族の状況ならびに問題の把握を試みる。
(5)各地域に在住しているアジア系母子家族の母親に面接調査を行う。彼女らが来日してから、母子家族に至るまでに生活史、結婚生活の実態、夫婦関係、現在の生活状況についての聞き取りを行う。
(6)アジア系母子家族の母親への質問紙調査を行う。調査内容は生活実態、養育実態・意識、就労実態、日常生活の問題・不安、生活意識、等である。
以上の調査から、彼女らの大多数は夫の暴力(DV)と夫(子どもの父親)の児童虐待が主な離婚理由であり、現在は生活保護受給世帯であることが明らかとなった。また、彼女らは母国に子どもを残しており、子どもを呼び寄せている者も多い。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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