研究課題/領域番号 |
14510225
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
大山 博 法政大学, 現代福祉学部, 教授 (40105846)
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研究分担者 |
馬場 憲一 法政大学, 現代福祉学部, 教授 (60328903)
萩原 俊一 法政大学, 現代福祉学部, 教授 (70328904)
岡崎 昌之 法政大学, 現代福祉学部, 教授 (40275087)
丹羽 郁夫 法政大学, 現代福祉学部, 専任講師 (60339512)
宮城 孝 法政大学, 現代福祉学部, 助教授 (70276864)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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キーワード | ウエルビーイング / ユニバーサルデザイン / ソーシャル・キャピタル / クーアシュタット / コミュニティの再生 / エコミュージアム / メンタルヘルス / コミュニティビジネス |
研究概要 |
近年、「コミュニティの再生」ということが、社会問題となっている.それは、地域によっていろいろな意味があるが、大きく分けて、インフラの問題、個人間や家族間における社会的交流の問題、地域経済の問題に分けられる.これに、少子高齢化、産業の空洞化などが問題の深刻さを加速している.そこで、これらの問題の解決を図るための視点として、Well-beingの考え方が有効であるとして、研究を進めてきた。その結果、まちづくりにおいては、ユニバーサルデザインとソーシャル・キャピタルの協仂が重要であること、ドイツのクーアシュタットにみられるような、温泉を核とし、自然環境や山間地を活用した、まちづくりや、歴史、文化、芸術などを、従来の美術館、博物館のみならず、住民の生活に活かしたエコミュージアムの考え方が有効であること。さらにこれまでの福祉を広くとらえるために、環境、健康、芸術、文化などと組合せて、メンタルヘルスを取り入れた新しい福祉を創造すること。そして、この中で、コミュニティ・ビジネスなどを起業化し、地域の活性化に結びつけることが重要であること. 結論的にいえば、福祉・健康・環境をテーマとした地域活性化のためのまちづくりは「コミュニティの再生」問題解決にはきわめて有意義であることを明らかにした.
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