• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

中国におけるグローバリズムの深化と社会構造変動に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14510231
研究機関南山大学

研究代表者

松戸 庸子  南山大学, 外国語学部, 教授 (30183106)

研究分担者 松戸 武彦  南山大学, 総合政策学部, 教授 (10165839)
キーワード改革開放政策 / 市場経済化 / グローバリズム / 社会保障制度改革 / 住宅制度改革 / 労使関係観 / 階層分化 / 相対的不満
研究概要

(1)データ解析:
中国の現地(北京市と西安市)で実施した委託調査によって、勤労者の意識に関するアンケート調査データ1262票が得られ、データの解析を進めた。同時に、各種資料(経済統計年鑑、工会統計年鑑、労働者調査資料など)の分析作業を通じて、データ解釈の精度を高めることに勤めた。論文に書いたように、地域(都市)変数や所属先の所有形態変数が現代中国人の労働意識や生活意識の分化を促している点が確認された。
(2)過去のデータとの継時的比較分析:
過去に中国で実施したことがある類似調査(1990年、1995年、2000年)との比較分析に着手した。主には、2000年データとの比較を行ったが、社会保障改革(住宅政策)への評価や改革開放政策への評価の分析から見ただけでも、地域経済や、地域の諸政策の違いが意識変化に複雑な影響を与えていることが判明した。さらに、市場経済化が進む中での階層分化の進展と解釈できるようなデータも得られている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 中国の経済改革と社会意識-都市労働者意識調査から-2004

    • 著者名/発表者名
      松戸庸子
    • 雑誌名

      アカデミア(人文・社会科学編) 第79号

      ページ: 417-432

  • [雑誌論文] 中国都市労働者の意識分化-所属単位の形態別分析を軸として-2004

    • 著者名/発表者名
      松戸武彦
    • 雑誌名

      アカデミア(人文・社会科学編) 第79号

      ページ: 321-345

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi