研究課題
基盤研究(C)
3年間の研究の結果以下の成果が得られた。まず第1に、ドイツにおける職業教育・訓練において職業専門学校を中心とする学校型職業教育・訓練が、従来も決して無視できない重要な役割を担ってきたこと、これがデュアルシステムの陰に隠れてこれまで正当に評価されてこなかったことを是正できたことである。第2に、製造業中心のデュアルシステムに比べて、商業、社会福祉、サービス業を中心的分野としてきた、学校型職業教育・訓練は、第3次産業の伸びに比例して今後ますます重要になってくることが予想されることである。第3に、学校型職業教育・訓練の発展が、男子中心に発展してきたデュアルシステムとは違い、女子の職業教育・訓練の発展にとって重要な意義を持っていたことを明らかにしたことである。これらの成果は、以下の形で公表した。1.2004年10月に九州大学で行われた日本産業教育第45回大会で研究成果の発表を行った。2.2004年8月に発行された『追手門学院大学人間学部紀要』第17号に研究成果の部をまとめて論文を掲載した。3.2005年2月には、3年間の研究成果を、「研究成果報告書」として冊子にまとめた。
すべて 2004
すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)
追手門学院大学人間学部紀要 17
ページ: 77-111
技術教育研究 63
ページ: 1-8
追手門学院大学教職課程年報 12
ページ: 23-34
The Faculty of Humanics Review Otemon Gakuin University No.17
Mochida, Y/Hirota, T. : Social History of Education in Industry and Buisiness
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Research Journal of Technology Education No.63