• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

日本における伝統工芸の近代化とその教育システムの実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14510317
研究機関比治山大学

研究代表者

三好 信浩  比治山大学, 学長 (60033578)

キーワード工芸教育 / 工業教育 / G.ワグネル / H.ダイアー / 伝統工芸 / 中沢岩太 / 納富介次郎
研究概要

本研究は,ダイアーの工部大学校に端を発する工学教育とは別系譜の,ワグネル(G.von Wagener)に端を発する日本の工芸教育に注目し,日本の伝統工芸の近代化とその教育システムについて研究し,これら2つの系譜の相違と関連を明らかにして,工芸を含む日本の工業教育の全体構造を解明することを目的としている。
本研究においては,第一次資料の収集に力を注いだが,特に,国立公文書館に所蔵される文部省移管簿書の調査に,予定以上の時間がかかった。当初の予定では,工芸系の科目を含み込む工業学校(徒弟学校を含む)や高等工業(芸)学校などを中心にしていたが,その後の研究の進捗に伴って,職業学校,各種学校,実科高等女学校などにも幅を広げる必要を感じて,その方面の簿書にも目を通し,関係部分の複写作業を進めた。またワグネルについても,国立公文書館に各種の報告書などが所蔵されていたので,その人脈も含めて関係資料を複写した。
従って,複写費に予定以上の経費がかかったため,当初予定していた工芸教育関係機関の情報収集については,インターネットなどを利用して関係機関や地方図書館から図書を借用したり,関係資料の複写依頼などをした。3年間にわたり収集した資料を整理しつつ研究成果をまとめつつある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 明治日本における工芸教育の思想と実践-ワグネルとその人脈2004

    • 著者名/発表者名
      三好 信浩
    • 雑誌名

      比治山大学現代文化学部紀要 第11号

      ページ: 1-22

  • [図書] 日本工業教育発達史の研究2004

    • 著者名/発表者名
      三好 信浩
    • 総ページ数
      620
    • 出版者
      風間書房(本科研研究成果刊行費申請中)

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi