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2002 年度 実績報告書

民俗芸能における文化財指定の及ぼす影響に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 14510344
研究機関独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所

研究代表者

宮田 繁幸  独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所, 芸能部・民俗芸能研究室, 室長 (20342941)

キーワード民俗芸能 / 文化財指定 / 無形民俗文化財
研究概要

平成14年度は、初年度調査として、主に昭和50年代前半という比較的初期に重要無形民俗文化財にしていされた以下の民俗芸能を対象に、その現状確認調査を実施した。
(1)御宝殿の稚児田楽・風流(福島県いわき市)昭和51年5月4日指定
(2)聖霊会の舞楽(大阪府大阪市)昭和51年5月4日指定
(3)綱火(茨城県筑波郡伊奈町)昭和51年5月4日指定
(4)春日若宮おん祭の神事芸能(奈良県奈良市)昭和54年2月3日指定
(5)幸若舞(福岡県山門郡瀬高町)昭和51年5月4日指定
(6)御頭神事(三重県度会郡御薗村)昭和52年5月17日指定
(7)八戸のえんぶり(青森県八戸市、三戸郡)昭和54年2月3日指定
(8)嵯峨大念仏狂言(京都府京都市)昭和61年1月14日指定
これらの確認にあたっては、それぞれの指定時における芸能概要説明と、実際の公開状況を比較するとともに、可能な限り地元関係者からの情報収集を行い、指定後の変化等につき調査した。その結果本年度調査した上記8件の芸態等に関しては、指定時以降の著しい変容は認められず、総じて指定時の価値がよく保たれていることが確認できた。一方公開環境については、指定後の知名度上昇等により地元以外の観光客等の増加が総じて認められ、それに対する地元側の体制整備等が進んでいる状況もあわせて確認された。なおこれらの調査にあたっては、現状記録の一環としてデジタル写真及びデジタルビデオ等の撮影を行うとともに、関係資料の収集に努めた。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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