• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

韓国無文土器・原三国時代の集落構造研究

研究課題

研究課題/領域番号 14510434
研究機関福岡大学

研究代表者

武末 純一  福岡大学, 人文学部, 教授 (80248533)

キーワード無文土器時代 / 原三国時代 / 集落構造 / 国 / 環溝
研究概要

本年度も昨年度にひきつづき、まず韓国の諸機関が発行した無文土器時代および原三国時代関係の報告書を収集し、報告された遺構・遺物をカード化した。また、忠清南道,ソウル・京畿道地域,江原道地域,慶尚南・北道地域の資料補充にも努めた。
本研究をまとめるにあたっては集落にみられる空白部分の解釈が重要と考え、まず、その原論的立場を明らかにした。その後、東川洞遺跡の集落構造を分析した結果を成文化し、投稿した。さらに梨琴洞遺跡や大坪里遺跡を中心に分析をすすめ、12月からは研究成果報告書の作成に入った。新知見は以下のとおりである。
1.無文土器時代前期の拠点集落でも竪穴住居だけでなく掘立柱建物の比率が高かったとみられる。ただしその構造は求心的である。
2.無文土器時代中期にもそうした構造がつづくが、中期後半には首長層ための区画が存在した可能性がある。
3.無文土器時代後期には高地性祭祀環溝集落の存在が浮上した。
4.原三国時代後期にみられた方形環溝は、前期までは確実にさか上りそうで、そうした区画が次の三国時代の土城へとひきつがれた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 空白、空白?、空白!-考古学における空白論ノート-2004

    • 著者名/発表者名
      武末純一
    • 雑誌名

      海峡の地域史-水島稔夫追悼集-

      ページ: 4

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi