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2004 年度 実績報告書

図書寮本類聚名義抄の翻字本文及び注解の作成に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14510442
研究機関北海道大学

研究代表者

池田 証壽  北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (20176093)

キーワード図書寮本類聚名義抄 / 翻字 / 古辞書 / JIS漢字 / 漢字字体 / 包摂 / 新字体 / 旧字体
研究概要

(1)昨年度までに策定した図書寮本類聚名義抄の翻字本文の作成のための方針に基いて、翻字本文の作成を進めた。昨年度は、コンピュータで使える漢字が飛躍的に増加している現段階において、新字体、旧字体、原文のままの字体のいずれに重点を置くのがよいかを検討し、技術的にはいずれも可能であるが、原文の字体をいったん通行の活字体に翻字し、それに近い新字体か旧字体をとるのがよいとの結論を出したが、本年度の翻字本文の作成の過程で、その方針で大過ないことを確認した。
(2)JIS漢字及び今昔文字鏡でも処理できない文字が大量に生じたので、どのように処理するかを検討し、当面、画像として張り込むこととした。そのための技術的な方策を検討した結果、安岡孝一氏(京都大学)の作成のLaTeXマクロにより処理するのが適当との結論を得た。
(3)昨年度に入手した宮内庁書寮部本のカラー写真に基いて、一次入力の終わった翻字本文の校正・点検を行った。その過程で、従来の複製本では判読できない、多くの箇所について解読することができた。
(4)図書寮本類聚名義抄の注解については、どのような方針で行うかを固めた上で、若干の項目について、翻字本文と注解を作成した。
(5)図書寮本類聚名義抄翻字本文及び注解の作成に関連して、意見交換を行い、翻字本文の読み易さ、レイアウト等について吟味した。
(6)この研究に関する研究成果報告書を作成し、これに図書寮本類聚名義抄冒頭「水」部全文の翻字本文、及び若干の項目に対する「注解の試み」を収めた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] JIS漢字第1次規格開発に対する林大氏の貢献2004

    • 著者名/発表者名
      池田 証壽
    • 雑誌名

      国語学 55巻4号

      ページ: 7-10

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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