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2004 年度 実績報告書

中国に入った日本文学の翻訳のあり方-夏目漱石から村上春樹まで-

研究課題

研究課題/領域番号 14510495
研究機関中央大学

研究代表者

渡辺 新一  中央大学, 商学部, 教授 (00138611)

研究分担者 池上 貞子  跡見学園女子大学, 文学部, 教授 (10168114)
小林 二男  東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (10107831)
キーワード中国語の翻訳 / 文学 / 川端康成 / 周作人 / 相馬御風 / 夏目漱石
研究概要

1.中国語に翻訳された日本文学の作品リストを作成する過程で、予想される仕事の量を考慮に入れ、(1)五四から1949年までに期間を限る、(2)単行本所収の作品と雑誌類掲載の作品に分ける、(3)前年度までに構想しすでに着手していた解放後文革期までの翻訳作品リストの作成は当面の作業から外す、ことを確認して各自の分担作業を行った。その際、各種の先行する文献を検討した結果、王潔白編『中国訳介日本文学年表』を主に参照することにし、日本語の原文名については分担研究者が参考資料を分担して確定にあたった。判明できない作品を残すことになった。(2)の雑誌類掲載の作品に関しては、なお相当困難で量的にも多大な作業であることが判明したので、今後に回すことにした。
2.具体的な作品に即して日本語原文が中国語にどのように訳出されているかを、研究分担者の個々の関心に即して検証することにしていた。当初の予定から若干の変更があり、具体的には、池上貞子:「川端康成の「古都」をめぐって」、小林二男:「中国における日本文学受容の一形態」、渡辺新一:「「吾輩は猫である」はどう漢訳されているか」を執筆した。
3.4月からすすめてきた各自の作業を確認するため、平成十六年暮に伊豆のルネッサ赤沢で合宿をおこなった。さらに、不明である中国語の単行本を確認するために、渡辺が北京に出張し国家図書館で実物を調査し、海外研究協力者である清華大学中文系の王中忱氏と調査の協力と打ち合わせをおこなった。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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