研究課題
本研究課題は、英語史研究により有効な史的コーパスの構築を目ざすもので、科学研究費補助金(平成10年度〜12年度)の研究課題「より有効な通時的コーパス構築のための基礎的研究」を継続・深化させるために設定されたものである。本年度の研究業績本研究は「書き言葉における口語的特徴の研究」を主要なテーマとし、これまで、後期中英語期から初期近代英語期にかけての私的書簡集を手始めに、法廷記録、戯曲などの分析を行い、各ジャンル間の類似点、相違点を明らかにし、それを「言語変異(variation)」の観点から考察した。本年度は、「女性のための作法手引書」という新たなジャンルの検討に取り掛かった。研究成果の一部は、『英語コーパス言語学-基礎と実践』(改訂新版研究社)を執筆する際に反映させることができた。また、英語コーパス学会第25回大会シンポジウム「英語史とコーパス」(2005年4月23日開催)においても発表する予定である。さらに、研究期間の間に発表した論文を収録した「研究成果報告書」を現在準備中である。
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Aspects of Negation(Iyeiri, Yoko (ed.))(Yushodo)
ページ: 83-92
三浦常司教授古希記念論文集 (印刷中)(仮題)