研究課題
基盤研究(C)
科学研究費補助金の4年間に渡る研究成果は報告書に示したとおりA4版、235頁の英語接辞に焦点化した「英語接辞辞典」としての形を整えることができた。このテーマに基く論文発表は、執筆による論文発表では『時間概念のカテゴリー化について』(英宝社)、『接辞の語法』(英宝社)、『接辞と連結辞の辞書記述について』(熊本大学教育学部紀要)の三つを行い、口頭発表としては『形態論と語用論(指小辞の場合)』(於:京都大学)を行った。資料(データ)の重要性と多様性に鑑みてBritish National Corpus (BNC)とCollins Wordbanks (CWB)のコーパスを活用したが、実例は主として小説、エセー、ジャーナリーズなどから採取した。また作業に当っては大学院の学生10人から資料収集などで協力を得ることができた。本辞典のポリシーであった具体的なデータに基く接辞の通時的、共時的な視点からの語法説明を重視する立場を尊重し、各接辞について「発音」「語源」「意味」「下位範疇」「語例」「語法説明」の各項目を設け、接尾辞では必要に応じて「品詞転換」「複合派生」の項目を付け加え、特に「語法説明」の項目では具体例に基いて出来るだけ分かりやすい説明を試みた。今回研究成果報告書を提出するに際して4年間に渡って科学研究費補助金を供与下さったことに対して心より感謝申し上げる次第である。
すべて 2005 2004
すべて 雑誌論文 (12件)
英語のテンス・アスペクト・モダリティ(英宝社)
ページ: 95-106
英語語法文法研究の新展開(英宝社)
ページ: 34-40
熊本大学教育学部紀要 54号
ページ: 47-63
Tense, Aspect and Modality in English (Eihosha Publishing Company)
New Development of English Collocation (Eihosha Publishing Company)
Memoirs of the Faculty of Education, Kumamoto University Vol 54
Memoirs of the Faculty of Education, Kumamoto University Vol.53
ページ: 9-20
熊本大学教育学部紀要 53号
河上誓作教授退官記念論文集『言葉のからくり』
ページ: 85-97
ラフカディオ・ハーンに関する比較文化論的研究
ページ: 41-47
The Mechanism of Language--Dedicated to Professor Kawakami Seisaku (EihoshaPublishing Company)
A Comparative Study of Culture in Lafcadio Hearn's Writings