中部地区の若手研究者を約20名組織し、アングローアイリッシュの文化・文学を定期的に{月1回}読み・書き・批評する機会を持っている。各自興味のあるテーマを見つけて個別に研究するが、其の成果のまとまるまでは、日本で出ている先行研究の書物を、紹介・解題・書評の形で読みつづけている。毎回3名の報告者を募り、其のレジュメを配布し、一人30分の報告のあと、質疑応答・批評などを繰り返している・毎回入れ替わりはあるが10数名の参加があり、各自の報告振りも軌道に乗ってきた感がある。以下平成14年秋{研究費配布は後半から}に研究会を発足させて以後、年度末の月までの会の経過は以下の通り。 14年12月26日風呂本『ケルトの装飾写本』 15年1月29日小沢茂-橋本槙矩『シェイマス・ヒーニー、現代アイルランドの詩神』 川口和子-ジョージ・グメルグ『アイルランドの漂白民』 河合利江-大野光子『女性たちのアイルランド』 2月19日片岡由美子-島松和正『[沈める寺]への誘い-ドビッシーとケルト伝説』 山田久美子-鶴岡真弓{編}『ケルトと日本』 大塚辰夫-ヤン・ブレキリアン『ケルト神話の世界』 3月12日小沢茂-岩田美喜『ライオンとハムレット』 横関美津紀-大島寛『アイリッシュ・ミュージックの森』 磯部哲也-武部好伸『ケルト映画紀行』 以後このパターンが定着したのと、各自の研究テーマの中間発表で会は着実に根をおろしつつある。 風呂本は15年3月17日--31日の間イギリス-アイルランドに資料収集のたびに出て、小出版社、ヴィデオ資料などを購入した。 またポーターブルのパソコンを購入し、資料整理・連絡などに重宝で、能率を上げることが出来る。
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