| 研究概要 |
昨年度より行っている19世紀から20世紀のハワイ・ローカル演劇の様々なテーマに関する資料収集の一環として、図書司書のJoan Hori氏とDore Sumoto氏の協力により、ハワイ大学ハミルトン図書館Hawaiian Collectionにおいて貴重図書や未出版の新聞記事や書簡などの資料収集を行った。その中で特に、戯曲化されているモロカイ島とハンセン病、さらにハンセン病患者のコロニーで一生を捧げたFather Damienに関する資料とハワイと、サモアを含む南太平洋に関して多くの著書を残したRobert Louis Stevensonの妻と娘に関する貴重な文献も入手した。
リサーチの過程において、2003年10月30から11月1日にかけて韓国春川において開催された韓国アメリカ学会(The American Studies Association of Korea)主催の第38回国際アメリカ学会年次大会において、招聘され、クム・カフア劇場でも上演されたハワイ・ローカル文学の中の韓国系作家Nora Okja Kellerの作品に関するスピーチを行い、同発表論文は学会配布冊子に出版された。また、2004年3月20にはHonolulu Theatre for Youthにて上演されたDis/Troyを、さらに21日にはクム・カフア劇場においてVictoria Nalani Kneubuhlの最新作Stevensonの妻と娘をテーマとしたFanny and Belleを同氏と共に鑑賞し、インタビューを行った。また、22にはManoa Valley Theatreで開催されたBamboo Ridge Press主催の朗読会For the Love of Writingに出席し、Juliet S.Kono, Lois-Ann Yamanaka, Nora Okja Kellerにインタビューする機会を得た。
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