研究概要 |
20世紀から21世紀にかけて発展したハワイ・ローカル演劇に関する資料やスクリプトを、ハワイ大学ハミルトン図書館とクム・カフア劇場におけるリサーチと劇作家・演出家の協力により収集し、ハワイでの劇作家や演出家へのインタビューも参考として、国内外において論文を発表した。 論文の口頭発表に関しては、全て国際学会において行った。その中で、ハワイアンの血を引く二名の女性劇作家の創作に関する論文である"Hawaiian Women's Passage to Regaining and Establishing Voice and Self in Hawaii's Local Plays"は、韓国のソウルで開催されたThe 3^<rd> Feminist Studies in English Literature International Conference,20-22 July,2005に発表が決定しており、学会報告書にも出版されたが、事故のため出席が不可能となった。しかし、論文自体は評価され、2006年出版の同学会が出版するジャーナルに掲載される予定である。さらに、ハワイの若手劇作家であるLee Catalunaに関する論文"Remapping Hawaii and Reconstructing Localism in Lee Cataluna's Plays"は、アメリカ合衆国ワシントンDCで開催されたAmerican Studies Association Convention, Nov.3-6,2005においてパネル"Drama and Ethnicity" by MELUSで発表をした。そして、ハワイを代表するローカル文学の創設者であり劇作家であるDarrell Lumの劇に関しては、Lumより2004年の秋に初上演された最新作の未出版スクリプトを譲り受け、その研究成果"Ethnic Enclosure and Ethnic Diversity in Darrell Lum's Plays"をアメリカ合衆国ワシントンDCで開催されたMLA Convention, Dec.27-30,2005で口頭発表する機会を得た。
|