• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

コンピュータコーパスを利用した自発的学習を促す英語教育の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14510557
研究機関帝塚山大学

研究代表者

梅咲 敦子  帝塚山大学, 人文科学部, 教授 (20269963)

キーワードコーパス / 英語教育 / ESP
研究概要

英語の共時的研究指導にコーパスをいかに利用できるかを検討し、授業実践を行いながら、その成果を英語コーパス学会第20回大会シンポジウム「コーパスを利用した英語教育と英語・英文学研究指導-実践報告と今後の可能性-」において、「コーパスを現代英語研究の共時的研究指導に生かす」と題して口頭発表し、論文にまとめた。そのなかでは、これまでほとんど行われていなかったコーパスを利用した音声・音韻指導の実践例を紹介した。音声版と韻律特性表示版を含むLancaster/IBM Spoken English Corpus(SEC)を使用して、強勢移動(stress shift)や韻律移動(rhythmic shift)と呼ばれる、語強勢の位置が文全体のリズムとの関係で移動したり弱化する現象の規則性を、学生に発見させた。また、アメリカ英語とイギリス英語の綴り字の相違とその30年間の変化について、Brown, LOB, Frown, FLOBコーパスを用いて、学生に用例を検索させて、用例から何が言えるかを考察させた。語法やディスコース研究指導例にも触れた。コーパスを利用すれば、単に知識提供だけでなく、学生自らが調べて考える、いわゆる発見学習ができることを示した。
また、特殊目的のための英語教育(ESP)へのコーパス利用の可能性について、大学英語教育学会サマーセミナー(テーマ:New Perspectives on ESP)において講師として発表し、内容を冊子とプロシーディングズにまとめた。
さらに、References to the Presenter in Academic Papersと題して、国際応用言語学会2002年大会(AILA2002,於シンガポール)で口頭発表を行った。その中では、論文を書く際に著者自身の示し方、いわゆるeditorial weの使用傾向について、独自のコーパスを作成して調査した結果を考察し発表した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 梅咲 敦子: "コーパスを現代英語研究の共時的研究指導に生かす"英語コーパス研究. 10(印刷中). (2003)

  • [文献書誌] Atsuko Furuta Umesaki: "Linguistic Approaches to ESP"JACET Summer Seminar Proceedings : New Perspectives in ESP. 2. 9-17 (2002)

  • [文献書誌] Atsuko Furuta UMESAKI: "Linguistic Approaches to ESP (A Booklet for the 30th JACET Summer Seminar : New Perspectives on ESP)"Self-Binding. 76 (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi