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2004 年度 実績報告書

20世紀多元文化形成とシュルレアリスム-オセアニア,メキシコ,カリブ海を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 14510561
研究機関北海道大学

研究代表者

大平 具彦  北海道大学, 言語文化部, 教授 (90117698)

キーワードモダニズム / プリミティヴ・アート / クレオール / 他者 / 文化横断
研究概要

1.シュルレアリスムは、これまで専らフランス文学あるいはヨーロッパ20世紀の文学芸術の枠組みで語られ研究されてきたが、今回のような研究の構図で新たにシュルレアリスムを捉え直すことにより、20世紀にヨーロッパで展開したいわゆるモダニズムの運動あるいはアヴァンギャルド運動が、より大きな世界的な文脈で、アフリカ、オセアニアなど非ヨーロッパ文化圏の思考・認識からいかに養分を得てきたかが確認できた。
2.今回の研究課題は現在準備中の著作の一部をなすもので、当著作は目下下記の第四章を執筆中。今回のテーマのオセアニア関連は第四章に含まれ、カリブ海関連は第五章、メキシコ関連は第六章で論じる予定である。
第一章 ピカソと「アヴィニヨンの娘たち」
第二章 アポリネールと「太陽 首 切られて」/ツァラと「黒人詩に関するノート」
第三章 ストラヴィンスキーと「春の祭典」--ロシアの場合
第四章 シュルレアリスムのヨーロッパ批判--表象の人類学的変容
3.最終年度に予定していたオセアニア研究出張は、日程と予算の関係で実現に至らなかった。
4.最終年度であったため、これまでの研究活動をまとめた研究成果報告書を作成した。
5.今回の研究をさらに新たな展開へとつなげるべく、平成17年度からの科学研究費補助金「西洋近代のグローバル化とモダニズムの世界化--その相関を問い直す比較文学的研究」(研究代表者:立命館大学、西成彦教授)に、研究分担者として参加することとした。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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