研究課題/領域番号 |
14510578
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
藤原 保明 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (30040067)
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研究分担者 |
石塚 茂清 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (60015948)
黒田 享 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教授 (00292491)
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キーワード | ゲルマン語 / 造語法 / 通時的研究 / 比較言語学 / 複合語 / 接辞 / 韻律 / 語形成 |
研究概要 |
今年度は、研究代表者及び分担者2名は個々の役割分担に応じて研究を推進すると共に、7月から研究発表会を5回開き、研究の遂行状況及び成果を明らかにし、ゲルマン諸語の造語法の特徴を比較検討した。研究代表者(藤原)は、古英詩『創世記B』及び古サクソン語の『創世記』における語形成の分析を進め、その成果の一部として、「古英語の語形成と韻律」(『文藝言語研究』第46号所収)を公刊した。また、平成17年5月22日に開催予定の日本英文学会第77回大会でのシンポジウム「英語の語形成一通時的・共時的研究の現状と課題」のための準備を進め、その成果の一部を「古英語-man複合語の形成」(『文藝言語研究』第47号所収)に発表した。分担者(石塚)は、ドイツ語の固有名詞の名称に係る起源や形態について分析を進め、その成果の一部を「中高ドイツ語の河川名について」(『研究成果報告書』所収)としてまとめた。また、平成16年11月20日から12日間、ドイツとオーストリアに出張し、写本や絵画から固有名詞に係る言語情報を直接収集し、中高ドイツ語の固有名詞の起源・形態・造語法に係る研究の進展を図った。一方、分担者(黒田)は、古高ドイツ語及び現代ドイツ語の動詞に付加された接頭辞の機能を中心に研究を進め、その成果の一部として日本独文学会春季研究発表会などの学会等で口頭発表を2回行うと共に、‘Zum Plusquamperfekt bei Otfrid von Weissenburg'(Neuphilologische Mitteilungenに掲載予定)、及び‘Zum Verbalprafix be- im Althochdeutschen und Gegenwarts-deutschen'(Das Deutsche als Forschungsobjekt und als Studienfach : Synchronie - Diachronie - Sprachkontrast - Glottodidaktikに掲載予定)の論文2点を完成した。
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