本年度は、昨年度に引き続き、研究の基礎をなす文献・資料の収集、および収集した資料のデータ化とその整理をおこない、個別の成果を論文の形で公開するとともに、研究者集会を組織し、研究者交流の促進を図った。 1.【文献・資料の収集、データの整理】 ベルリンを中心とするドイツ演劇関係の基礎文献・資料を幅広く購入し、データの整理を行った。さらに、メディア社会学関係の基礎文献、都市論関係の基礎文献の購入も開始した。さらに本年度は、ベルリン芸術アカデミーのアーカイブ演劇部門を訪問し、所蔵されている1980年以降の舞台の映像記録を調査した。この映像記録は膨大かつ非常に貴重なものであり、同アーカイブの調査は、次年度にも引き継がれる。 2.【研究者交流・研究者集会】 研究代表者新野は、2003年10月に東北大学で開催された日本独文学会主催国際会議の実行委員長としてベルリン自由大学のパフォーマンス・身体論の第一人者ガブリエレ・ブラントシュテッター教授を招聘し、多数の内外の研究者の参加を得て活発な研究者交流を組織した。 3.【研究発表】 これらの研究活動の成果発表は「11.研究発表」に記載。
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