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2002 年度 実績報告書

スラヴ語スラヴ文学比較対照研究の課題と方法

研究課題

研究課題/領域番号 14510603
研究機関一橋大学

研究代表者

中島 由美  一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (20155732)

研究分担者 沼野 充義  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (40180690)
佐藤 昭裕  京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50135498)
坂内 徳明  一橋大学, 大学院・言語社会研究科, 教授 (00126369)
伊東 一郎  早稲田大学, 文学部, 教授 (60151495)
望月 哲男  北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (90166330)
キーワードスラヴ言語学 / ロシア・東欧諸語研究 / ロシア・東欧文学研究 / スラヴ民族文化研究 / 国際スラヴィスト会議
研究概要

本研究の目的のうち平成14年度に実施を予定したものは、1.平成15年夏にスロヴェニアで開催される第13回国際スラヴィスト会議で研究報告を行う5名の報告者の研究について、共同で検討・討議を行う、2.上記の5報告を含む欧文論文集を編集刊行する、3.最近5年間の日本におけるスラヴ語学・文学研究の成果集約の準備作業、の3点である。
1.については、まず、報告予定者5名の報告を中心とした研究集会を10月と12月に行い、各自の発表研究の内容について検討・討議を行った。同時に、日本におけるスラヴ研究の総括と今後の可能性についても報告を行い、活発な議論が交換された。
2.については、国際スラヴィスト協会における報告者の最終決定が例年にくらべ大幅に遅れたため・各報告者の執筆・校閲作業は終えたものの、編集作業が完了せず、刊行は平成15年度に延期された。
2.については、各分野ごとに準備作業が進められた。特に、若手研究者の協力を得て、今後の資料統括やデータベース作成法の検討が進み、その実験的作業に取りかかる事ができた。これらの作業は平成15年度に本格的に移される予定である。
以上のほかに、本研究グループの幅広い専門と広い地域性という利点を生かして、我国で語学文学研究に従事するロシア・東欧諸国出身の若手研究者との情報交換の機会が拡がり、彼らが進める日本語とスラヴ言語・文学の対照的研究に対する支援ネットワークを構築することができた。これにより、彼らの母国における諸研究の動向・課題等に関する情報収集がより円滑に進むようになったことは、本研究にとっても非常に有意義であった。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 三谷 恵子: "言語の<自立>と社会-ユーゴスラヴィア(SFRJ)崩壊から10年を経て-"Dynamiz(京都大学大学院人間環境学研究科 文化環境言語基礎論講座論集). Vol.6. 22-46 (2002)

  • [文献書誌] 沼野 充義: "ポスト社会主義の文学-ロシア・東欧における文化的アイデンティティの模索"神奈川大学評論. 43号. 98-105 (2002)

  • [文献書誌] Mitsuyoshi Numano(沼野充義): "Граница японской литературы и ее сдвиги в мировом контексте"Иностранная литература. 2002,No.8. 242-248 (2002)

  • [文献書誌] 伊東 一郎: "接頭辞の詩学と哲学"早稲田大学文学研究科紀要. 48輯-2. 85-102 (2002)

  • [文献書誌] 服部 文昭: "古ロシア語における未完了過去とアオリストの一考察-『アルハンゲリスク福音書』を中心として-"京都大学総合人間学部紀要. 第9巻. 65-82 (2002)

  • [文献書誌] Синъити Мурата(村田真一): "Поиски недосказанности : ключ к лучшему переводу художественного текста"Вестник Омского университета. 4号. 68-69 (2002)

  • [文献書誌] 中島 由美: "東欧の方言地理学(分担執筆,pp.77-88)方言地理学の課題(馬瀬良雄ほか)"明治書院. 523 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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